小休止(2011.10.8記)
2012年1月14日にコンピュータとの対戦があります。
それまで本編は小休止します。
結婚(2011.10.1記) 今年は男女問わず棋士の結婚が多い年です。3月5日に野田澤彩乃嬢がゴールイン。相手の男性とは少し年が離れていましたが、相性がよくて心はぴったりくっついているようです。
4月17日に山田久美。ついに年貢の納め時が来た。相手は消防関係の人で快男児です。消防なのに女の心に火をつけた。悪い野郎だ。
10月3日に女流棋士の入籍発表があると聞きましたが、未確認情報です。午後3時とか。これ以上は書かないで、と言うから書きません。
今売っている週刊現代には、私のエッセイで横山泰明と島井咲緒里嬢との結婚について書いてあります。どんな生活かは本文をお読み下さい。
12月4日は中村桃子。相手はアマ強豪ですが、名前を出しても良いとか駄目とか。私が公開してしまいましたが、まあ、いいではないか。幸せなんだから。
12月10日は戸辺誠の結婚式。ちょっと楽しい事情がありますが、本人達が幸せならいいではないか。
この後もあるかも知れませんし、私に内緒にしているカップルがあるかもしれない。次回は別れそうなカップル特集と思いましたが、そういうことは止めるべきでしょうね。
みんな幸せにね。
リコー杯女流王座戦(2011.9.23記)
新棋戦です。トップページの写真は記者会見の時のものです。
エントリー制で女性なら誰でも出場できる。奨励会員が出てきた。二人。もっとも里見香奈も奨励会員ということなら三人です。加藤桃子と伊藤沙恵。二人は2級だったが、現在は1級になって、里見と共に三人娘が1級に並んだのです。
準決勝は奨励会同士になって、加藤桃子勝ち。もう一方は女流同士になって清水市代対中村真梨花。この将棋は大熱戦で、記者会見の7時ぎりぎりの戦いでした。
7時15分頃に記者会見。台風が最接近した時刻でもありました。
清水市代と加藤桃子。それに私の三人が並んでの会見です。16才の加藤桃子のあどけなさ、初々しさ。そして奨励会を卒業するという決意表明には思わず涙を流した記者の人もいた程です。
清水はいつもと変わらぬ楚々として美しい。会長の私はリコー社にお礼を申し上げて質疑応答になりました。
外は嵐でしたが、将棋会館の中も燃えて激しかったがです。
女流の方は、倉敷藤花戦は新人の室谷が挑戦者決定戦にまで進出。長谷川優貴嬢が女流3級仮入会に向け頑張っています。中七海さんは奨励会入りを目指しています。
十代の女子があっちこっちで活躍している。将来が楽しみですね。みなさん、応援してあげて下さい。
10年後の将棋界(2011.9.19記)
これからどうなるか。公益社団法人日本将棋連盟の将来についてを語っておく必要があります。
先ずは10年後にどうなっているか、どうあるべきかを示す。それは1年毎の積み重ねですから、第一次5ヶ年計画を立てました。その5年間を前半と後半に分ける。こうして、今年はどうするべき年かがはっきりしてきます。
公益法人としての評価
これが第一手目です。そのためにはプロ棋士、女流棋士、職員の意識改革が不可欠。米長会長は何を考え、何をしようとしているか。9月28日(東京)、9月29日(大阪)で棋士の集まりがあります。
やっぱり氣になるのはお金でしょう。
〇名人戦の契約交渉はペラペラしゃべったりは出来ませんが、私の決意、見通しだけははっきりと言い切ります。8月25日の東西の集会、その前のアンケートの回収などによれば、「理事会一任」が殆どです。一人だけ反対で100人以上が賛成もしくは一任。
今回は私の最終決意表明ということになります。
〇普及活動
対局重視の将棋界を変える。普及と対局を対等にしたのです。棋士の本分は対局と普及のふたつである。そのためには普及のための棋士軍団を構成する必要がある。
いくつかのグループに分けて結成です。
職員も変えました。東西ともに女性がトップに立った。能力のある人を引き立てる。同じ能力なら女性優先が米長流人事です。おかげさまでプロ棋士も積極的に協力してくれています。
〇財政、予算
今年は公益になってから初年度ですから、どうしても黒字を出さねばなりません。そのためには「棋士はどうあるべきか」を問い、賛成してもらえるかのミニ集会を開いてゆくのです。
大山康晴賞(2011.9.9記)
9月8日は日本将棋連盟創立記念日。もっともそれは今年の3月31日付で解散したのだから消滅しているのかもしれない。4月1日から公益社団法人になった。記念日は4月1日なのかもしれません。
今年も例年通り大山賞表彰式を行いました。これはアマチュアへの、棋界貢献に感謝するものの中で一番大きな賞です。当日は授与する私は紋付か白ネクタイで臨みます。今年は洋装にしました。
本年度は個人2名、法人1社です。
○石渡鉄信さん
岩手県を将棋大国にした功労者です。秋の「将棋の日」は盛岡市で行うことが決まっています。石渡さんは奥様同伴で和服で来られました。
○中野英伴さん
いわずと知れたカメラマン。将棋を愛しているのが素人の私にも良く分かります。ご本人が本当に心底喜んでいました。人柄の良い事では私も負ける程です。
○富士通株式会社
達人戦の主催社です。理化学研究所とタイアップしての「将棋と脳」の研究にも億単位の金を出して頂いた。
コンピュータ将棋選手権にも協賛して下さっている。今まで賞が出ていないのが不思議なくらいの会社です。
大山賞は正賞が大山康晴書の銀扇です。字は「夢」と一文字だけ書いてあります。副賞にお金を添えます。
式典が終ったところで第二部はハプニング。関根紀代子さんが女流六段に昇段。その免状を読み上げました。引退されて、これからは後輩のために尽力したいとご本人の弁がありました。
祝宴となり、私も昼からビールで顔を赤らめました。いつになく楽しく盛り上がった授賞式でした。
議連(2011.9.2記)
将棋文化振興議員連盟が設立されました。8月23日のこと。発足当初は80名余でした。その後も賛同者が増えて、9月1日現在は119名になりました。
国会議員の会で政治色を出さない、というのも少々おかしな話ではあります。
将棋という文化のための国会議員の集まりですから、当然いろいろお願いすることがあります。3ケタの人数になろうとは私自身もビックリです。やっぱり将棋は愛されているんですね。
今回の組閣でも相当数の大臣が入会者です。又、入会はしないけれどもと、わざわざ議員の先生の方から私に直に電話を頂いたケースも何件かです。
最終的には150名くらいかとも思われます。来週には女流棋士の方でお願いするようです。私もお手伝いはしますが、これは次週のお楽しみですね。
議連(2011.8.27記)
将棋文化振興議員連盟が設立。今日(8月27日)の東京中日スポーツのコラムにも書きました。トップページの写真がその1シーンです。
今週末に丁度100名になりました。当日は当然各党のトップ、長老、年長者が雛壇に座っておりました。しかし入会された人の大半は若い議員、中堅が主です。
私が電話したり、面会したりした人約70名は殆ど入会されています。長い間のおつき合いは大切です。
公私混同という言葉があります。たいていは公金などを私用に利するという意味に使います。今回は私個人の財産である人脈を、公益法人の方へ移行です。そのために私個人の会社からも人を出し、将棋会館内に、いわば選挙対策本部の如きものを作りました。
民主党は慌しい時だったのでしょうが、出席の先生には忙しい中にあって時間を割いていただいて感謝しております。
私がこれから何をするか。それは9月に入ってから直ぐに行動に移すことになります。
私から先生方に差し上げたお礼状の中の共通部分を掲載します。又、下記のURLで当日の模様をどうぞ。
http://www.shogi.or.jp/topics/2011/08/post-458.html
拝啓
残暑の候、益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
先般行いました「将棋文化振興議員連盟」設立総会はおかげさまで、衆参両院より四十四名もの先生方にご出席いただき、当日夕刻入会者数は九十四名に達しました。
その後も入会希望の先生方がおり、百名を超えるのは確実な情勢です。
当日は平沼赳夫先生と市田忠義書記局長が隣同士で談笑され、鳩山由紀夫、安倍晋三両発起人も親しく会話が弾むなど、将棋の会ならではの光景でした。
このたび多くの議員にご共鳴いただき、一層普及、発展させるべく決意を新たにいたしました。
これからも格別のご厚誼とご支援をよろしくお願い申し上げます。まずは略儀ながら書中を持ちまして御礼のご挨拶にかえさせていただきます。
敬具
平成二十三年八月二十五日
公益社団法人日本将棋連盟
会長 米長邦雄
名人戦契約(2011.8.21記) 名人戦契約の年。「全てを私たちに任せてもらえますか」これが理事会の置かれた立場です。とにかく棋士達との対話、委任など精力的に行っています。
近々、といっても9月に入ってからですが、米長会長と渉外担当の谷川浩司専務が先頭に立ち、日本将棋連盟の希望を明らかにします。
しかし、その発言の裏にはプロ棋士達の支持がどのくらいかが問題になります。100%欲しいところですが、95%はまとまると思っています。ファンの支持と同様になるからです。
棋士個々人と会話。反対の人は申し出て下さいとの呼びかけ。代替案があるかどうか。40人までは米長会長が直で話をして来ました。棋士との対話の約束の日時に、国会議員との急な呼び出しがあったりします。そこで棋士に断って国会の方を優先としました。
会員の多くは名人戦の契約や、国会議員連盟の設立へと情熱を傾けている理事会を支持していただいているものと信じています。現時点ではお任せと言う人以外は見当たらない。
来年は名人400年祭。ワクワクしていますが、恐くもある。何しろ億単位の金ですからねぇ。
恍惚と不安と我にあり。いずれにしてもファンに支持されるかどうかですね。
実績(2011.8.13記)
米長邦雄の集大成ともいうべき一ヶ月になりそうです。私の会長としての功績というのは自分で言うのは氣が引けます。
しかし、敢えて書き出します。
○公益社団法人へ移行したこと
○不況下の中、6年間増収増益を続けられたこと
○女流棋戦はリコー杯王座戦、マイナビ女子オープン、大和証券杯と3つを創設。女流王将戦は継続に成功。女流名人位戦も関根茂九段と私とが創設に関わりました。
女流棋士達は本当のことを知っているのかなぁ。
○子どもファン増加
これも右肩上がりです。普及予算の殆どを子ども向けに使っているからでしょう。子どもファンさえ増えれば未来は明るいですものね。
○電子メディア部創設
これも夢があります。
書きたいことは山程ありますが、この辺りにとどめておきます。更なるものは「まじめな私」でどうぞ。
名人400年祭 2(2011.8.6記) 来年は名人400年祭です。100年一度のお祭りですから最高責任者である私も大変です。
一年間のスケジュールを決める。ファンが楽しめるものにするのは当然ですが、一応は収支トントンか若干の黒字を目指します。
事務局を決め、棋士に協力してもらい、次には企画立案です。応募したりして、皆さま方のお智恵もお借りしたいです。
楽しいイベント、活動の集合体で、一年間のイベントになります。9月1日には、あっと驚く提言がありますので、驚かないでね。
名人経験者コーナー
これも考慮中のひとつです。私個人は決まっている。コンピュータソフトとの対戦です。9月中旬から10月上旬にかけて記者会見などして、振り駒という手順でしょうか。
対局は来年の1月10日前後ですね。問題は対局料ですのや。それを半分私が連盟に寄付ということになるんでしょう。1000万円ずつならまだしも、まさか10万円ずつなんてことにならないように願いたいものです。
インターネットによるお祭り中継。これにつきましてはいろいろ交渉中ですが、決定次第お知らせします。
400年祭(2011.7.30記)
名人といえば将棋の名人が語源です。1612年に家康から賜ったもので、今でいう年俸が出た。2年後が大阪冬の陣です。
来年は名人誕生400年。さまざまなお祭りをする予定です。1月に始まり12月31日までの周年イベントです。
事務局を決め、多くのファンからのアイデアを募集することになると思います。よろしくお願いします。
公益社団法人がやるもの。各地区で独自色を出すもの。個人がするもの。この個人というのは、故人、元、現の名人が行うという意味です。
初代大橋宗桂の墓参りツアーなどもありそう。私米長邦雄も旧名人の一人。私の場合は、来年早々の1月10日前後にコンピュータと対局と考えています。これについては、トップページの「コンピュータ対戦録」に時々対策を書いていますのでお読み下さい。
次なるは聖パウロの登場か。上智大学の教会で席上対局。応援にネコ2匹。これをニコニコ動画でライブ放映はどうか。対局前に賛美歌を歌い、立ち合い人は神父様でしょうかね。
大山、升田両先生も登場です。何か奇抜なアイデアありませんか。
10年後(2011.7.23記) 公益社団法人になってから3ヶ月以上経ちました。人事異動をしたり訓話をしたりと職員との関連に多く時間を割きました。事務方がしっかりしていないと頭で考えていることが実践出来ないからです。
社団法人としての昨年の会計は約一億円の正味財産減です。会社でいう、いわゆる赤字です。これは棋士の引退時の権利というか慣例を全額精算するために、特別な出費が出たために赤字になったものです。いわば退職金の前払い精算ですね。しかし赤字は赤字です。
公益社団法人になってからの初年度。なんとしても赤字だけは避けたいところです。数百万円の黒字というのが理想的です。
赤字になっている法人は赤十字といえども法人として寄付は出来ない。堅いこと言うなよ、と言っても駄目。これは私にとっては盲点でした。
となれば、棋士をはじめとして「寄付金」を募るよりない。あなたは生活保護を受けているのでは?と思うような引退棋士が多額の寄付をしてくださった。そうかと思えば「おまえ、ずい分勝ってるなぁ」と言いたい者がベロも出さずにゼロ。こんな人もいます。
理事会で方針を定めました。引退者、学校関係はそのまま。対局料が増えた人には応分のご協力を。
以上ですが、合計3000万円ですから、来年の3月31日までにはメドがつくと思っています。
新しい企画立案もあります。ともあれ今年はどうなるか。そして10年後はこうなっているのであろうという設計図を周知することが大切と痛感しております。
将棋連盟ホームページ(2011.7.16記)
ホームページは工夫を凝らしています。日本将棋連盟のホームページを見さえすれば、将棋界のことならなんでも分かります。
今回は新しい紹介です。
先ずは下記をクリックして戻ってきて下さい。
http://www.shogi.or.jp/ トップページの左側を上からご覧下さい。将棋スクール、女流棋士レッスンクラブと続き、3番目に「千駄ヶ谷を将棋のまちに」というのがあります。
これが今週の紹介するコーナーです。
これは棋士、女流、職員などによる自主的書き込みコーナーなんですね。まだ始まったばかりですので「プロジェクト実行委員会」のご挨拶のみですけどね。
7月のイベントとして盆踊り、第35回大山杯将棋大会などの紹介があり、それぞれ「詳細はこちら」をクリックすると内容が良く分かります。
ご挨拶とある右側に、「ブログ新着記事」、そして「米長邦雄の家」もリンクしてあります。
このコーナーは棋士が普及活動などで千駄ヶ谷にどう関わっているかの記事を載せるページです。まだ工事中とある。活動コーナーなどは記名入りの方が良いのではないかと思います。
「米長邦雄の家」は会長の私的コーナー。私的と言っても準公的でしょうね。公式見解の補足や裏話など、表では書けないことまでも個人として書いてゆく。いわば本音サイトでしょうか。
おかげさまで、駅前の清掃をはじめ募金活動など、運営というか、理事会と一緒になってという棋士がずい分増えてきました。
皆さま方には、このコーナーへちょくちょくクリックして下さいますようお願いします。
トイレ余話(2011.7.9記)
色紙プレゼント。トップページの写真を当選者に差し上げます。運が良くなる色紙。ウンがついている色紙ではありません。
将棋会館の3Fの男子トイレが故障した。排水の具合が悪く、小の方が3つ使えません。しかし大の方の洋式、和式の2つは大丈夫。
総務の職員が貼紙を出しました。3つの便器の中央のものにだけ「使用しないで下さい」とあります。この場合は、両脇は使っても良いと錯覚してしまう。そこで入口に細かく書いたものを貼っておいた。これだと分かりそうだが、米長会長はもっと分かり易く色紙を書いたのです。
トップページの写真がそれです。男子トイレの入口に貼りました。今年の最高傑作で、笑い転げて思わず漏らした人もいたとか。
これは直筆で落款が押してあります。一応、1万5000円なんですけどね。
あと一週間くらいで工事が完了して、この色紙は不要になります。この色紙を無料でプレゼントします。yonenaga.netのトップページは現在527万8000強です。530万ジャストのキリ番の人に差し上げます。キリ番の方は私宛にメール、FAX、TELなどでお知らせ下さい。
巻き物免状(2011.7.2記)
トップページの写真いかがですか。
これは渥美雅之さんを囲んでの清水市代、矢内理絵子両女流棋士とのもの。巻き物の免状を差し上げたのは初めてです。ズラリとタイトル保持者の名前入りです。実は原価だけでも10万円以上かかるんですね。
渥美さんは既に八段の免状をお持ちなのですが、この日は記念に差し上げたものです。
公益社団法人日本将棋連盟に高額の寄付を申し出られました。これを受け取るのは勿論会長の私ですが、同伴に美人二人です。人が良く、うなぎを送ってくださったり、寄付をしていただいたりと、こういう人はとても良い人ですね。
渥美雅之さんは今回、アマチュア代表として理事に就任していただきました。アマチュアの世界では異を唱える人は一人も居ません。普及活動には指導をしていただけて有り難いです。
巻き物免状と、震災復興免状があります。巻物は原価が原価ですから、高段でないとつり合わないものになりましょう。
これは木曜日の写真です。ファンと美人と楽しいひとときで、これも会長の役得でしょうか。
女性(2011.6.25記)
トップページの写真は女性職員による昼食会でのプレゼントです。美人十名以上に囲まれて、米長会長の誕生日を祝ってもらいました。割り勘で私の分とケーキを出したようです。勤務中の昼食ですので、会長でも「ワイン一杯くらいどうか」とは言えません。でも本当に幸せなひとときでした。
将棋界というと男社会というイメージがあったようですが、米長会長になってからは一掃しました。職員も女性の方が積極的な人が多い感じがします。
棋士の方も女流が10名正会員になったうえに若手が続々と出てきています。私は立場上コメントしませんが、美人で氣立てもよく将棋も強い人が多いとか。
女流が余りにも人氣があって困るほどです。実際、米長体制になって女流棋士全体への謝金総額は、7年間で2.5倍になっています。実は一人当たりの額は男子プロに負けていないんですね。毎週忙しいどころか連日忙しい人もいる。あくまでもこれは日本将棋連盟の経理部から振り込まれた金額のみですから、むしろ女流棋士の方が経済的に恵まれているのかもしれません。男子プロの方も2.5倍になっているんですけどね。
将棋は弱いけど氣は強いなんて人は居ないようです。
将棋大会をやると、小中学生の女子が大活躍しています。もうすぐ全国大会の県代表に、オッさんや学生に交って女の子が出てきそうです。女性には年令、あるいは人間関係などとは全く離れて将棋の対局が出来るよう配慮するのも私の仕事です。
リコー杯女流王座戦がその典型でしょう。既存の女流も必死で頑張らないと「プロじゃないんじゃないの」なんて言われ兼ねないから大変ですね。
ああ、中島信吾(2011.6.18記)
職員の中島信吾君が肺炎をこじらせて昨日亡くなった。まだ60才前の若さなのに・・・。
彼は普及、渉外、総務などを経験していて将棋連盟の生き字引とも言うべき職員でした。仕事が丁寧でした。
全国の多くの支部長や普及指導員の方々をはじめ、アマチュア間でも相当に顔を知られた人物でした。新聞記者、対局場のおかみ。みんなに好かれていました。
去年の4月1日付で関西事務局長に就任。関西本部の在り方をいろいろ考えてもらったりしていました。単身赴任。一年間の約束でしたが本人が望めばあと一年そのままとも約した。氣に入ったと見えてそのまま二年目の大阪になったものです。
私が最後に会ったのは久保王将の就位式の日。その日は関西の職員への会長訓話があり、これからの方向性を示したのです。
中島局長は風邪氣味にもかかわらず出社。根がまじめな男ですから、ホテル阪神のパーティの方でも働いていました。それが良くなかったんですね。この日は本人の体調を考えれば帰宅してもらわなければならなかった。
思えば36年前になります。私は20代後半から30代にかけて理事だったのです。当時まではA級在位の者がタイトル戦に出たり理事をやったりでした。理事を務めても将棋が弱くなったり成績が悪くなったりなどはしない筈です。
東京の会館がまだ木造だった頃の話です。今の建物にするために寄付金集めが理事の主たる仕事。当然職員が必要です。募集しました。その時の面接官が誰あろう米長理事。これが二人の最初の出会いであり、採用を決めたのも私です。
まさかこんなに急に逝くとは。ご冥福をお祈りします。
お通夜、告別式のお知らせ
通夜 :6月21日(火)18:30〜
告別式:6月22日(水)11:00〜12:30
東上セレモニーホール新座(048-483-7350)
喪主 中島純子様
式根島(2011.6.13記)
6月10日の夜、船で出発しました。東京都スポーツ文化事業団主催の島の教室です。伊豆諸島と小笠原へ棋士を派遣しています。事業団では、毎年どこかの島へ行っている。島しょ振興の一環なのです。
一番偉い人が行くから、やっぱり会長の私も同行します。野趣満点の露天風呂へ入ったり、おいしい地魚を食べたり楽しい行程でした。
朝、船を降りてから少々観光。午後は老人クラブの人達中心に将棋教室です。鈴木大介八段と伊藤明日香女流同行。大雨の中を女性2名参加にも感動しました。
日曜日は午前に子ども教室。小中学生の他、新島から高校生も来ました。
日本将棋連盟の方針
都の方では一年に一回、いろんな島へ行きます。私共の方は、一回行った所はそれ以後は毎年棋士を派遣するようにしています。小笠原だけは大島映二と豊川孝弘と決まっている。これは船酔いしない人種だからだ。
一度行った所は手分けして普及活動をしています。職員も同行して普及の原点を見つめ直すきっかけにしています。
老人クラブと小学生。この組み合わせは全国的に推し進めるべき形態かと思っています。
公益社団法人(2011.6.4記)
新しい組織になってスタートしました。この組織は、正会員になった者が会費を払ってでも将棋にお仕えするというものです。
従来は、プロ棋士は将棋連盟から仕事や対局料などをもらえる権利があると思っていた。今度からは奉仕する義務がある。その義務は無償だったり有償(つまりは謝金)だったりします。
対局は強い人が恵まれる。これまで以上に鮮明になります。普及。先ずは自発的に何をし、何をしているかです。まじめな人は仕事が増え、何もしない人、足を引っ張るに等しい人は仕事ゼロの方向性を打ち出すことになりましょう。
将棋大会
これからはプロ棋士が盤や駒、椅子、机も運んだり片付けたりをするケースが多くなることでしょう。千駄ヶ谷駅の清掃活動はボランティア。それとは少し違いますが、「将棋の先生」として何もしないで下働きはアマチュアということは減るように思います。もっともこれは東西の本部主催の大会ですけどね。
理事、棋士、職員、アマチュア一丸となっての普及。誰がどのような点を受け持つか。その昔、大山康晴大先生は、ご自分で駒の片付けから、お茶を入れたりしていました。見習いたいものです。
フェローシップ、公平。
ふたつの委員会を立ち上げることになります。社団法人の会員としてふさわしくない棋士には仕事がゼロどころか呼びつけて叱責。
しかし、それが公平かどうかは問題です。フェローシップ委員会の措置が公平かどうかをチェックするのが公平委員会。これは不服異議申し立てに対処するのが役目です。
5月26日の総会での正式発言があり、異議を申し立てた者と立てられた者のどちらかが「除名、退会処分」と米長会長が明言。私自身も会長ではあっても査問されるケースがあると思っています。
総会(2011.5.28記)
5月26日は歴史的な一日でした。第一回公益社団法人の正会員集会。午後1時開会。
米長会長挨拶
「3月31日を以て日本将棋連盟は解散届けを提出し、4月1日から新しい法人になりました。公益社団法人は将棋にお仕えする者達が年会費10万円、1万円を払ってまでも尽くそうとする団体であるという原点を忘れてはいけません。みんなで力を合わせて、将棋という文化のために尽くしましょう。云々」
次いで新正会員紹介。女流棋士10名と男子4名の名前が呼び出されて、会員の前に横一列に並ぶ。史上初の光景です。
各部報告の後、議案の承認。理事と監事は合計15名を1名ずつ議案にかけました。
第四号議案「米長邦雄さんの理事選任はいかがでしょうか」「異議なし」「全員賛成と見做し承認されました」。このような流れで全員「異議なし」。30分休憩です。
午後3時からは第一回理事会。1名を除いて他の人は全員出席です。常勤と非常勤、会長、専務などを互選して審議終了。会場を移して3時30分から棋士総会で雛壇に並びました。
会長に選ばれた私が挨拶。それから外部理事や監事、女流棋士初の理事が挨拶です。
このあとは「まじめな私」で。
女流王座戦(2011.5.21記)
さあ始まった。女流王座戦がスタート。中国、北京からも招待選手が来ています。
この棋戦の特徴は世界中の女性なら誰でも栄冠を勝ち取ることが出来ることです。プロは勿論、現役も引退もエントリーさえすれば誰でも出場出来る。又、出場するかどうかは本人の自由でもあります。
5月21日は一次予選。中国の少女は張天天さん。日本の少女達も強くなりましたが、北京と上海の少年少女達の上達ぶりは目を見張るものがあります。
NHKのクローズアップ現代が取材に来ていました。5月末日放映予定とか。
米長会長挨拶
素晴らしい棋戦が誕生しました。リコー杯女流王座戦。株式会社リコー様には、このような夢のある棋戦を創設していただき感謝申し上げます。
世界中の誰でも優勝出来る。引退したプロ、海外からの参加など、始まる前から話題が沸騰していました。公益社団法人日本将棋連盟では、全ての女性に平等に門戸を開き、トーナメントの枠を決めました。
インターネットやモバイルの中継を行います。パソコンとケイタイによる中継は私達にとっては命そのものです。プロは負けるな。アマも頑張れ。
私達がこれから重視するのは中国です。海外部を新設して普及に努めてゆきたいと考えておりますので、関係者の皆さまにもご協力を宜しくお願い申し上げます。
マイナビ女子オープン(2011.5.15記)
第5回チャレンジマッチが竹橋のマイコミ本社のホールで開会されました。
上田初美が女王になったばかりでしたが、もう次回が始まったのです。本戦から落ちると、プロも予選というかアマチュアと同じ土俵で戦うことになります。女性は土俵には上がれませんけど。
5月14日。現場へ行きました。青野照市、谷川浩司、田中寅彦と新旧理事4名がマイコミ社にご挨拶です。スタッフだけでも20名くらいは居た筈で、ご苦労さまです。
アマチュアは若い人が多く、小学生、中学生も目立ちます。当然同伴者も多く来ていました。
50名くらいの一斉対局。アマチュアの女子は年々若く層が厚くなってきています。東大生も突破したようです。
プロだって負けられますかいな。野田澤彩乃が負けなしでブロック抜け。上田初美もそうですが、心身の支えになってくれる人が居るかどうかが大きいです。
予選会を突破したのは、プロは一人だけ。というよりは中学生から大学生までが多く勝ち上がりました。これからは「女流棋士の存在意義」が問われる時代です。
ともあれ日本各地で将棋の強い女子が数多く輩出してきたのは喜ばしいことです。これもひとえに地方に於ける普及活動をされている方々のお陰です。厚くお礼申し上げます。
来週はリコー杯女流王座戦もある。こちらの方はどうなりますでしょうか。少女達が頑張る姿はいいですね。
近い将来は奨励会と女流。女流棋界には入らないけれども実力抜群のOL。いろいろ問題が出てくると思いますが、楽しい苦労ならいくらあっても良いですね。
魅力あるプロの実体の確立。これを早急に取りまとめる必要ありと思っています。小学生、中学生の女子に憧れて仰ぎ見られる世界の存在が求められている。
連休中の出来事(2011.5.7記)
■コンピュータ
5月の連休に恒例の世界コンピュータ将棋選手権がありました。
優勝はボンクラーズ。名前がおかしいですが、将棋はしっかりしている。サラリーマンの伊藤英紀さんが独りで開発したソフトです。トップページの写真が優勝記念のツーショットです。
私は2日間観戦。どうもプロ並みの実力だなぁ。3日目の決勝は8チームの総当りリーグ。優勝が5勝2敗で2チーム。ボナンザも5勝しましたが、スイス方式で2位。最下位も2勝5敗。8チームほぼ横一線です。
伊藤さんにインタビューしました。というよりも読売新聞社のルポライターとのやり取りを隣で聴いていたのです。その記事が載った後で私の感想を書きます。
■チャリティ
5月4日は棋士達の自発的ボランティア活動の一環としてのチャリティイベントがありました。500人を超える人々にお集まりいただいた。不手際も多々あったことと思いますがお許し下さい。
おかげさまで166万0828円の募金が集まりました。ご協力感謝します。
■里見香奈
彼女の奨励会入会試験は5月3日に行われ、1勝1敗でした。
第一局は加藤桃子。前日に高熱が出てしまいましたが、対局に出てきた。そして見事に勝ちました。
5月21日大阪で西山4級と香落戦。勝てば1級。負ければ2級仮入会。
仮入会とは
里見香奈は19才。規定により19才は2級では入会出来ません。2勝1敗で1級合格ですが、1勝2敗でも2級で編入にしました。大阪の奨励会幹事も了とした。
「21才の誕生日までに初段になれなければ退会」と明快です。幹事の決済は感じがいい。
今回のテストを巡る4人の女性とリコー杯女流王座戦の予選突破の8名は全員若さがあります。これに続く小学生の層の厚さはただ事ではない。
なにはともあれ既存の女流の更なる精進が求められます。みんな頑張ってちょ。
■NHKラジオ
5月5日にNHKのラジオ対局解説をしました。羽生―糸谷の決勝戦を私と渡辺明、佐藤康光の3人と、アナウンサーの4人です。
インターネットも同時に見られて、テレビとは別の面白さがあったようです。「毎回やって欲しい」などの嬉しいメールもあり、女性や子どもからのメールが沢山届いたとのことです。かなりの反響だったようです。聴取された方々にお礼申し上げます。
リコー杯女流王座戦(2011.5.1記)
新棋戦です。賞金500万円で対局料も加えると相当な額になります。リコー社がお金を出して下さる。
女性なら誰でも優勝のチャンスがある。これがこの棋戦の一大特長。引退した女流棋士はアマチュア枠として参加出来る。事実東西の予選会に出場してきた人が何人もいます。奨励会、研修会の女性会員も出場します。
4月17日に大阪、4月30日に東京で予選会がありました。大阪は25名。東京は40名ちょっとの人数でした。
はっきりした特長がありました。参加したアマチュアは小学生から大学生くらいが多く、彼女達の実力は女流棋士に匹敵します。そうはいかない。毎週火曜日には女流棋士の実力向上のためのスパルタ教室を開いているのはそのためです。
日本将棋連盟は4月1日から公益社団法人になりました。
女性は4つに区分してあります。
将棋連盟所属の女流棋士
将棋連盟を退会した女流棋士
奨励会、研修会に所属している女性
アマチュア
会長は心のひろーいお方です。全ての女性は対局に関しては分け隔てはしない。
大阪大会は3名が予選通過。高校1年生と中学1年生が2名です。東京大会はインストラクターの若い女性が1名。中学生から大学生までが4名の計5名。
こうしてみますと、引退した女流棋士に伍して若い女子が実力を身につけていることが注目を集めます。1人や2人ならともかく十数名がひしめいていて、毎年強い子が全国から輩出してきます。
問題は本戦です。今度は現役の女流棋士の他に奨励会からも出場してくる。女流と奨励会、研修会とアマチュアとの混合戦がどうなるか。これは近い将来の女流棋界の在り方の見直しにもつながることになりそうです。
女流棋士達が頑張りさえすれば、さしたる変動は起きません。
支部名人戦(2011.4.25記)
アマチュア将棋界での最大イベントのひとつが支部名人戦です。東日本大会、西日本大会と分けて行い、日を改めて東西の決戦を行うのが例でした。今年は東日本大会は延期になりましたが、おかげさまで6月11、12日に開催の運びになりました。
西日本大会は4月22、23、24日に行われました。個人戦と団体戦があります。今年で40回になります。開催は倉敷市です。ここは女流の倉敷藤花戦を行っている市です。伊東香織市長の伝統文化へのご理解は日本一、二です。トップページの写真は、その美人市長とのツーショット。忙しい公務をぬって開会式でご挨拶をされました。感謝。
大会には熊本からは子供だけのチームが出場してきました。小2、4、6年生の3人チームです。他にも小学生が居合わせています。年令がぐっと下がっている。シニア将棋名人戦も同時に行われましたが、さすがにこちらは小学生はゼロです。
話は一変します。リコー杯女流王座戦の予選が4月17日に行われました。3人の代表は中1が2人、高1が1人と、こちらの方も若い人が出てきました。
東大会は4月30日。こちらの方も若い女性に席捲されるのでしょうか。
理事(2011.4.16記) 5月26日は公益社団法人になって初の役員選任です。平たく言うと「棋士枠」と「事務局枠」の二通りがある。正会員枠は男女、東西の垣根が取り払われました。6名のところへ7名が立候補。大物というか谷川浩司の名前もあります。私も出ます。
誰か一人落ちますが、どうか私以外の人になりますように。
事務局枠は7名です。正会員は男子、女流の棋士が1名ずつ。外部から5名です。理事が頭を下げてお願いして断られたり、引き受けていただいた人ばかりです。この7名はどうか全員選任されますように。
監事は2名。外部から1名と正会員1名。いずれも事務局推薦です。
4月27日が投開票日。理事13名と監事2名は正会員による投票で決定します。しかしそれで決まる訳ではありません。あくまで候補者として認めるかどうかなのです。正式には5月26日に全員一人ずつ議案にかけて、過半数以上の賛成を得て初めて理事として届出となります。
外部の人に対しては、私が頭を下げっ放しでお願いしたうえに投票という手続き。公益法人とは堅苦しいものですね。
将棋界と震災(2011.4.10記)
将棋界の震災における支援は三段階です。
@3000万円
日本赤十字社へ団体として義援金を拠出しました。公益社団法人として初仕事です。ただ、私個人としては会計も明朗で即効性もボランティア活動にも手馴れた日本財団の方にしたかったんですがね。
Aチャリティ週間
4月3日から4月9日まで棋士も女流も皆頑張ってくれた。日本将棋連盟がひとつになったという氣がしました。
名人戦の2日間の募金は椿山荘を通じて、朝日、毎日両新聞社の方へ義援金として手渡しました。東西の棋士会、9日の女流棋士会合わせて400万円強の募金は近日中に日本財団へ持参します。佐藤康光棋士会会長、関根紀代子女流棋士会長同行予定です。
将棋界の総力を結集した第一次募金です。
B現地
食べる、飲む、生きる。被災者の皆さんのご苦労はいかばかりのものか心が痛みます。
心の復興。しばらくしますと落ち着きを取り戻せるかも。その時は将棋の盤駒セットを現地に送ったり、プロが出張したりする準備をしています。既に350セット程送っています。
お金は送るだけで充分ですが、ボランティアはうっかりすると邪魔になったり迷惑だったりするから氣をつけないといけません。日本財団はその道のプロ中のプロですし、会計は全て明朗。こことタイアップしていろいろ考えます。
被災地の皆さまから要望があればどうぞお申し出下さい。よい智恵がありましたらどうぞお貸し下さい。
女性棋界については「まじめな私」をお読み下さい。
椿山荘へようこそ(2011.4.3記) 春は名人戦。第一局は4月7日、8日の両日、東京・目白の椿山荘で始まります。
今年は例年と違う。東日本大震災で被災された人たちを思うと派手な前夜祭などはやるべきではない。羽織袴の対局はどうか。春の甲子園の選抜高校野球が少年達による励ましであれば、名人戦は知の分野の励ましであります。両対局者には無心で戦ってもらいたい。
4月7、8日の両日とも椿山荘にて大盤解説会があります。これは入場料をはじめ全てが椿山荘経由で毎日、朝日のしかるべき被災地支援の寄付金になります。
広報活動
日本将棋連盟のHPにも記してあります。インターネットでも詳細が出ます。「日本将棋連盟モバイル」でも、名人戦につきましては、一日目、二日目とも局面つきでお知らせがあります。
どうか皆さまには椿山荘へ足を運んでいただいて、将棋を楽しむと同時に募金をよろしくお願い申し上げます。
チャリティー週間
公益社団日本将棋連盟の初仕事。仕事というべきかどうか分かりませんが、4月3日から9日まで、将棋界の被災地への募金キャンペーン週間です。
本日3日は大阪の将棋会館で、250名余のファンが来場して下さいました。
4月5日からのスケジュールは下記をご覧下さい。
http://www.shogi.or.jp/topics/2011/03/4349.html
急告・女流棋士再入会(2011.3.27記) 北尾まどか女流が4月1日付で女流棋士会へ再入会します。新法人になりますので、3月31日まではチャラにする。今までのことはご破算にして新しい出発です。
女流
女性は次の4通りになります。
@日本将棋連盟の所属。現役と引退者がいる。
A退会した人がいる。勿論現役と引退者がいる。
退会した人達の中にはグループで活動している人、会社社長、一人会派さまざまなようですが、全て「退会者」です。
Bアマチュア
C研修会、奨励会にいる者
問題は退会した人達です。4月1日になりますと再入会は不可になります。
再入会するためには本人が申し出をすることが第一手目。次いで理事会で検討。主には手合い係を泣かせたりしないかどうか。普及活動で自分本位の行動はしないか。他の女流との仲はどうか。和を乱さないか等々を検討です。
最後は女流棋士会の意見です。4分の3以上の賛成か役員会での承認です。主として会の和が保たれるかどうかが審議されます。北尾まどか女流はこの手続きを経て結論が出ました。
女流棋士会で賛同が得られない人を除き、非公式に退会者には個別に復帰の声をかけております。時には食事などしてじっくりと話す。私は個人的には何もしませんでしたけど。
これからも再入会を望む人がいましたら、女流担当の西村一義専務又は総務部へお申し出下さい。3月31日を過ぎますと再入会は不可となります。
緊急措置(2011.3.19記)
<お知らせ>
■新宿将棋センター
平常通り営業しています。教室などは中止です。
■大和証券杯女流最強戦
インターネット対局です。
3月20日(日)午後1時から
里見香奈VS中井広恵
非常時ですので両対局者には東京、大阪の将棋会館のいずれかで対局。公平を期すためです。
立会い、解説は羽生善治名人。これが大切で、何か問題があれば羽生が決定権者です。
一方の対局者から日本将棋連盟からも責任者をという強い要望が出されました。ハイ、米長会長が参上してご挨拶させていただきます。但し、全ての決定権は私でなく羽生にあります。
各種イベントの中止、延期等については18日に会長の指揮の下夕方までに決定しました。
日本将棋連盟のお知らせをお読み下さい。
http://www.shogi.or.jp/topics/2011/03/post-390.html
<将棋関係>
将棋仲間を助けたい。これは全国の将棋ファンの声でもあります。まだ決めていませんが、日本将棋連盟が主導で募金、イベント、慰問等々を打ち出します。改めてお知らせ致します。
尚、3000万円とは全く別の話で、アマチュアのお金はこの中には加えません。3000万円はプロだけの金です。
地震と将棋界(2011.3.14記)
阪神淡路大震災の時、甲子園でセンバツをやるか中止かが議論されました。
米長邦雄が週刊文春に書いたエッセイを掲載します。
毎日新聞社 社長 小池唯夫氏は涙を流さんばかりに喜ばれて開催にこぎつけたのです。古い思い出話です。
今回はどうなるのでしょうか。
<再掲>
阪神大震災
前ページで大震災の最中に谷川浩司王将と順位戦を戦った話をした。
この非常時に何たる事か。のんきに将棋なぞを指している状況ではあるまいに、と言う方もいらっしゃるかもしれない。
しかし対局は棋士の命である。
ところで、この大惨事に我々は何ができようか。ささやかな義援金を差し出して、とにかく被災者の方々の一刻も早い立ち直りを祈るばかりである。
こういう状態であるから諸々の行事が中止になっている。春のセンバツ高校野球も中止になるといううわさである。
時節柄、好ましくないとの判断だろうが、しかしこれは大きく間違っている。
震災からの復興に必要なものは何かと言うと、それは先立つ金であり、日本の国力、技術力であり、また周囲からの温かい援助であろうかと思う。
しかし一番大切なことは何と言っても心の復興であろう。子供の遊ぶ声、笑い声ほど心のなごむものはない。
高校球児が甲子園の中で繰り広げるその熱戦、そして汗と涙ほど人々を勇気づけるものもないだろう。
こういう大事なイベントを中止するということがそもそも間違っているのではあるまいか。
若人に夢を持たせて、そして心からの復興を心掛けねばならない。
私と谷川王将が順位戦を戦ったのも、この苦しい最中にあっても人々に感動が与えられるような対局をするがためのことなのだ。また、その評価を受けてこそ幾らかの対局料が頂けるのである。
天地を揺るがすような大歓声が甲子園からこだますることこそ、神戸の人々が一番求めているものと信じている。
春のセンバツ高校野球はぜひとも挙行すべきである。
下記のURLをお読み下さい。
http://www.shogi.or.jp/topics/2011/03/post-385.html
ニコニコ動画(2011.3.6記)
先週の2月27日の日曜日。ディスクジョッキーの如き体験をしました。パソコンで三面指し。マウスを動かして3人と対局し、三局を同時解説しながら視聴者からの質問に答えるという離れ業です。
テレビは視聴率、ラジオは聴取率。インターネットはなんと言うんですかね。ニコニコ動画なるものに私の解説や話し具合が生で放送されたのです。テレビと殆ど同じです。約3時間の放送でしたが、双方向性にピッタリのものだと痛感しました。
入場者の総数が出る。実数ですね。前日の羽生名人が5万2千人、私が4万8千人。
「なに?俺よりも羽生の方が人氣があるのか」「か、か、会長。これは大善戦と思っていただかないと・・・」
見ている人からの質問、コメントがそのまま字幕になって出てくるのも面白い。右から左へと流れるように動く。司会というかアナウンサーがその中を拾って質問して来て私が答えてゆくという形式でした。
私の方からも質問してみる。「私がコンピュータソフトと戦ったら応援してくれますか」。応援すると答えた人が95.4パーセント。現役復帰を望みますかとの問いには88パーセントのファンが戻ってきて欲しいと答えた。こんなやりとりが3時間ですから楽しいですね。
そこでヒラメいたのが秋の将棋の日だ。NHKで次の一手名人戦をやるのだが、確かデジタルテレビには4色のボタンが付いている筈。これを使えば4択の双方向性の番組になる筈。
という訳で、あとは技術陣とNHKと日程と経費ですね。楽しい日々になってきたぞ。
ともあれ、今回のニコ動は日本将棋連盟のモバイル加入者へのサービスの一環です。下記のURLをどうぞ。対局型と中継型の二通りあります。
http://www.shogi.or.jp/mobile/index.html
新棋戦(2011.2.26記)
平成23年度に創設される兵庫県加古川市主催の新棋戦は、名称を公募した結果「加古川青流戦(カコガワセイリュウセン)」に決まりましたのでお知らせいたします。
名称・棋戦の詳細につきましては別紙をご覧ください。
《米長邦雄 日本将棋連盟会長 コメント》
「棋士のまち加古川で新棋戦を始めていただくことになり本当にうれしい限りです。若手の登竜門としての棋戦。名称も青流と若アユを連想させる響きの良いものです。
棋士一同も真剣勝負に臨みますので皆さまも温かくご支援のほどお願い申し上げます。」
主催者:加古川市
内容:
加古川市は、市ゆかりのプロ棋士5名が活躍中であることから、「棋士のまち加古川」を全国に発信しています。
この機運をさらに盛り上げるため、市では若手棋士の登竜門となる新たな日本将棋連盟公式戦を平成23年度に創設いたします。「棋士のまち加古川」をアピールできる名称を募集し、名称の審査及び選考を行い下記のとおり決定しました。
1 最優秀作品 加古川青流戦 (カコガワセイリュウセン)
名前 松岡 謙二 (61歳)
住所 加古川市野口町
説明 若手新人を表す「青」という漢字と加古川の清流を表す「流」を合わせて青流戦とした。
2 応募期間 平成23年2月20日(日) ※消印有効
3 応募人数 302人
4 応募件数 390件(県外154件・県内138件・市内95件・無記入3件)
5 選考委員会 加古川市ウェルネス協会、日本将棋連盟、神戸新聞社
6 選考理由 ・若手が伸びていく清新なイメージ
・加古川市のイメージカラー
7 棋戦の概要 「加古川青流戦」公式戦
主催:加古川市・加古川市ウェルネス協会・日本将棋連盟
共催:神戸新聞
開幕戦 5月上旬
決勝三番勝負 10月下旬
NIEは「まじめな私」をどうぞ。
ニコニコ動画(2011.2.19記)
いよいよ対局用のケイタイサイトが始まりました。そのサービスについては下段の先週分をお読み下さい。
2月27日に私がファンと指導対局をします。午後2時から3面指し、多分4時過ぎから3面で合計6局です。持時間は30分で切れたら一分将棋。
ケイタイは会員になった人のみ観戦できます。将棋倶楽部24は誰でも無料で観られます。
ニコニコ動画でこれを生中継します。無料で見られます。ニコニコ動画の中継は、これからはきちんと契約はするとして、お互いに満足出来てファンに喜んでもらえるようになるよう考えています。
佐藤康光、広瀬、羽生、米長と4人が全てニコニコ動画で観られる。問題は4人の解説他のサービスにあります。これは勝負です。出演料は観た人の数で決まるらしいので、私の時は友人にも声をかけてください。
あなたも観てね。
ネット中継(2011.2.12記) 2月6日の棋王戦第一局。ほんまにお祭りでした。
宇都宮グランドホテルでは対局、100面指し、大盤解説など盛りだくさんの催しがありました。
私もyonenaga.netで終日解説です。言いたい放題でズバズバ。対局者の指し手の当て方もズバズバ。
初心者からプロ並みの人まで楽しめるようには工夫したつもりです。後日新聞社からもお礼を言われました。対局型掲示板にまだ過去ログとして残っていますから熱心な方はご覧下さい。
私のはコマーシャルとしての解説。これが急所中の急所です。一応日本将棋連盟からの依頼でやった次第です。時々コマーシャルが入る。その究極は4人のモバイル対局です。再掲しました。
ニコニコ動画も面白かった。大盤解説の模様をそのまま流したのです。観ている人の正味の人数が出るんですね。7万、8万となって、最多は13万人近くとか。
問題は残っている。これは無料で流したのではありません。一応棋士にも出演料として金銭が動いたとは思いますが、きちんとする必要がある。
このニコニコ動画も「宣伝」です。民放ドラマに例えれば、日本将棋連盟もしくは下野新聞社提供のドラマということです。当然コマーシャルタイムがある。これが駒桜だったりモバイルだったりです。まさか「どうぶつしょうぎ」は無かったでしょうね。
新聞社と日本将棋連盟とが話をします。次にニコニコ動画とはどんな関係を結ぶべきかを協議する。これが会長の仕事ですねん。
<モバイル対局のお知らせ(コマーシャル)>
2月7日からケイタイ同士、ケイタイからインターネット道場・将棋倶楽部24とも指せるサイトが誕生します。24時間いつでも対局出来る。最初はドコモ一社です。会費は月315円。
会員へのサービスがあります。無料指導がある。
佐藤康光 2月19日(土)14:00〜17:00
広瀬章人 2月20日(日)14:00〜17:00
羽生善治 2月26日(土)10:30〜13:30
米長邦雄 2月27日(日)14:00〜17:00
いずれも6局指します。今なら会員ゼロですので、あなたも指すチャンスが充分あります。(抽せん)
会員はどなたも観戦出来ます。(ケイタイ)
将棋倶楽部24でも観戦出来る。こちらは無料です。
さ、あなたも加入をどうぞ。
棋王戦解説(2011.2.5記)
なにはともあれ2月6日は終日私の解説をお楽しみ下さい。
激指10(2011.1.29記) 日本最強の将棋ソフト。それが激指(げきさし)です。現在は10が発売中です。1から始まって10まで来たのです。
実は内緒ですけどね、私はこれをパソコンに入れて密かに楽しんでいるのです。
激指9は理事室にあります。一手10秒に設定して時々指しています。10秒ずつですとどうも私の方が分が悪いようです。一心不乱になってようやく五分かという所です。対局中に職員が「会長、お話が」等と話しかけてきたりする。隣の理事が助言してくれたりする。そのたんびに負けるようです。
激指10は私のプライベートのもの。誰にも邪魔されないで指せます。時間は自由に設定出来ますので、10分の持ち時間で一手30秒に設定です。
12級から始まって六段プラスが最強。勿論その六段プラスと私が平手で指すんです。
本当の話をしますとね。いい勝負なんです。私の方もじっくりと腰を落としさえすれば勝つような氣がしているんですけどね。
棋王戦第一局のネット解説については「まじめな私」で。
抱負(2011.1.23記) 今年の将棋界はどうなるのでしょうか。
答えはズバリ、もの凄く良くなります。しかし条件が3つある。
私が会長になってから心掛けたことは、
○公益社団法人の認可
○普及、特に子どもの将棋人口増
○プロ棋士の収入安定
○女流棋士の地位向上
○普及に務めているアマチュアの人々への感謝、敬意を具体化する
以上が主たるものです。
全てうまくいきそうです。しかし落とし穴はどこにもあります。
@危機感の共有
これが一番大切なことです。プロ棋士も職員も全員が「チャンスこそピンチ」と思うかどうかです。社団法人の会員あるいは職員として愛社精神が問われます。日本将棋連盟のためには命をも惜しまないくらいの心掛けが欲しいものです。
会そのものの名誉を傷つけたり、金銭的な迷惑をかけたりする者は相当に重いペナルティを自らが課す覚悟が必要です。
A一致団結
私は個人的には至らない人間、欠点の多い人間であることは承知しています。そうではあっても選挙で選ばれた会長です。その会長を意図を持って故意に叩く人に対してはどうするか。会員でありながら別団体を応援したりする人が居る時はどうするか。
本当は自らが出処進退を明らかにして欲しいのです。去る人は去り、協力する人は幸多かれと祈るのみです。
B将棋で生きる→将棋を活かす
これに尽きます。対局料が少ない。給料が欲しい、あれも欲しい、これも欲しい。これらは将棋で生きようとする姿です。
今こそ将棋を活かす時。プロ棋士や職員一同が「将棋様」にお仕えする。これを怠っていた時には天罰が下ります。
良い年であって欲しいです。
私と女流棋界(2011.1.16記)
私が会長になってからの女流棋界の話しをします。回想としてはこれが一番の話ですね。
○マイナビ女子オープン、女王戦。これは毎日コミュニケーションズ社がスポンサーで3期目が完了しました。
○大和証券杯最強戦。これも3期目が完了です。男子プロの方も同時に設立されました。16名のトーナメントの選抜方式です。
○女流王将戦。永らく協賛企業の定着に苦しんでおりました。幸い囲碁・将棋チャンネルのご理解と霧島酒造社のご協賛のもと継続となりました。
私が会長になってから3つの棋戦が誕生したのです。エヘン。
もっとも私一人の力でやれたわけではありませんけどね。
4つ目の棋戦。現在は4つ目の棋戦誕生を目指して頑張っております。超大型棋戦ですが、悩みは多いです。マイナビ女子オープン以外の3つの棋戦は社団法人日本将棋連盟と共催社もしくは協賛社の間だけで全て決めております。
しかし、私は元来女性には誰にでも優しいのが特長ですので、身内びいきばかりではありません。新しい棋戦を創立するに際しては、主催である日本将棋連盟に対しての姿勢を問うことになります。出来れば全女流の現役全員が出場できるようになればと願っております。
アマチュア枠
これからの女性の世界は女流棋士を負かすような新人発掘、養成が大事でしょう。
勿論新棋戦はアマチュア枠を大いに広げるつもりでおります。アマチュアはプロをコロコロ負かして下さい。
プロは小学生に負け続けてばかりでは困ります。月4回の特訓をしています。3年間です。相当に強くなる筈です。
もしも4つの棋戦が誕生したのであれば、私からのお願いはひとつです。どのような出場権、出場枠にしましても不満を言う人が出てくることも考えられます。どのように決めましても「米長センセイ、ステキー」と言って欲しいですね。
自分の口から言ってはおしまいですが、花束くらいもらってもいいんでないかい。
リニューアル(2011.1.10記) 表紙の写真は1月4日の時のものです。うしろ姿が私です。
ヤマダ電機本社の第一回上州将棋祭りの時のものです。
対局型掲示板を本日午後6時にリニューアルします。柿木システムを取り入れるのです。これからは一日ずつ局面が更新できます。それに誰でも自分自身のパソコンで駒を動かしたり戻したりも可能になってきます。
実はいくつかの将棋盤面も入れてありますので、ネット解説も可能。2月6日の棋王戦から始めてみようかと思います。条件がひとつあります。個人が勝手に日本将棋連盟の中継サイトの向こうを張っての中継など許されない。あくまでモバイル加入のコマーシャルとしての中継となります。
予定ですが、私のホームページもいろいろなところとリンクして横へ拡げてゆきたいと思っています。ともあれ、あなたも一手書き込んで行って下され。
モバイル(2011.1.1記)
あなたは将棋のケイタイ会員になりましたか。対局中継のサービスの他の、私が関係するものを2つ書きます。
@加藤一二三とのケンカ将棋
加藤一二三さんと私との対局中継があります。1月9日に宇都宮・東武デパートにて。私のトークなどもあり、1月9日、10日の二日間のイベントです。
加藤VS米長はどちらも負けられない一局で、これはモバイルで中継されます。現場に来られた方は無料で観戦出来ます。ケイタイでご観戦をどうぞ。
Aエッセイ
リレーエッセイがあります。12月は谷川浩司で1回800字くらいの分量を週一回で4回書く。1月は私が4回書きます。