将棋と教育
第2回普及会議学校教育編が3月26日に行われました。
大勢集まりました。森内名人を始めプロ棋士が居る。指導棋士も居る。女流棋士も多くが参加しました。
将棋会館の2Fがムンムンした熱氣でした。この日は「プロ棋士が授業ではどのように教えるべきか」を勉強する会です。強くなる方法ならプロは誰でも分かっていることです。しかし指導する方法はきちんと分かっていない。現役の教師と元校長の先生が2人講師です。
○お願いします。
○負けました。
○有難うございました。
この三つが大切ですと教えられました。日本の伝統文化の基本です。礼に始まり礼に終るのが将棋ですが、礼というものを学校教育で教える機会が少ないようです。
子ども達に45分、50分の間興味を持たせ続けるテクニックとは。途中でアクビをする、騒ぐ子が出てくる。そんなときどうするか。やっぱり大事なのは校長先生が自信を持って自校の中に将棋を導入することが一番です。
その校長先生に「将棋はええなぁ」と信じていただくことが問題です。
将棋好きの教師が赴任しているかどうかも大きなポイントです。
最も大きな応援団はお母さん達です。
「将棋は良いわね」と多くの女性陣に認知されることがポイント。そこで教えに行く将棋の先生の教え方、言葉遣い、氣配りが大きいです。
さあ、お母さんにモテるプロになろう。お母さんに好かれる女流棋士になろう。プロもアマも楽しい普及を目指そう。
(2008/3/30)
東京都の教育
近頃はマスコミの取材が「東京都」に偏しているかのようです。銀行のこともでしょうが私の所へも来るんですね。勿論私は何も申し上げない。
「教育庁がおかしいぞ」という取材も一社のみならずあります。コメントを出すのには私が適役ということでしょうか。
杉並区の中学校の塾についてもノーコメント。「たわけ。あのようなパフォーマンス教育の猿芝居をしおって」等とは言いません。
地獄耳というのでしょうか。私が腹を立てて何か発言するように持ちかけてくる社もある。
記者「7月人事で次の次長はご存知なのでしょう」と来た。
米長「はい。私を尊敬しているという人が昇格すると思いますが、あくまで推測です」
記者「行政職と一部の学閥が手を握って4月1日付の人事を決めていることについてお伺いします」
米長「なぜそんなことを聴くのですか」
記者「石原都政は銀行を含めて都庁職員のやりたい放題だからです。紙面で叩きたい」
米長「固くお断りします。教育のことでしたらある程度のことは話しますが、他の事は分かりませんし、私は石原慎太郎ファンです」
記者「副知事をはじめ、もっぱら息子の伸晃先生人事との評判ですが」
米長「私のような下々の者には分かりません」
記者「教育庁内の人事と校長への締め付けは全て米長先生の改革と正反対の方向へ行くそうですね」
いよいよ来たか。
私も話したいことは山程あるが、しゃべれない。
米長「どうでしょうか。私の応答はYESかNOかの二通りだけにして下さい」
それにしても良く調べていますねぇ。そうか、60才過ぎの再就職先をごく一部の行政職と学閥関係が握っているのか。
米長「今年の4月1日付はそうかもしれません。問題は7月の教育長になる人ですね。H氏かO氏かと言われても私には答えようがありません。これは知事がお決めになることです。
万一、少数民族が多数を押さえて教育界を私物化しているのであれば、それは必ず天罰が下りますね」
どうか記事はお手柔らかにお願いします。
(2008/3/22)
余性と仏心
よせいとぶっしん。一世一代の講演でした。日経ホールにて70才以上の人対象で500名近くの入場者でした。私よりも年長の方相手に余性を語る。70才になって素敵な恋をしようという秘訣です。
恐らく70才は若い頃に比べて全ての指標が落ちている筈です。まさか20代よりも体力があるとか、100m競争が早くなったなどということはあるまい。収入も肩書きも全て「あの頃」よりは落ちていると思います。皮膚の色や張り、しみも年相応でしょう。
では、全てに劣るのか。そうではないのです。経験と心だけは違う。思いやりですね。
もうひとつは若い世代、子や孫への教育です。自分史ともいうべきものを伝えるのです。日本の素晴らしさを伝えてゆこう。この心意氣と思いやりの心。ふたつ持ち合わせていさえすれば必ず美人が現れます。ねたむ、ひがむ、そねむ、恨む。このような心を持った時に不幸が訪れる。
これ等を実体験に基づいて話しました。拍手があったから、一応は合格点かなと自画自賛。
(2008/3/14)
寄付と招待
名人戦は森内名人に羽生善治が挑戦。羽生が奪取なら十九世名人の資格が得られます。願ってもない組み合わせという人がいますが、誰が戦っても実力は紙一重です。
その第一局は東京・目白の椿山荘です。4月7日に前夜祭がありますが、問題はその招待者です。朝日、毎日両新聞社と将棋連盟の三者共催ですから枠は絞られます。
日本財団は数百億円の助成金を年間支出している公益法人です。その戒めの第一条。
寄付することは恨まれることである。
奇異に思われるかもしれません。これは10ヵ所から申請があったとしても1ヵ所のみ認めれば残りの9ヵ所から恨まれたり悪口が出たりするという意味です。将棋連盟は共催の精神から普及重点で人選しました。
支部、普及指導員、免状の価値を知っている人、教育関係の個人、団体etc。全く今まで招待されなかった人々が80%を占めることに相成りました。
マスコミ関係の人につきましては、両新聞社と記者に依って人選が決まります。将棋連盟はノータッチ。招待者リストの作成者は「招待してくれて有難う」という立場でなく「どうして俺を外したんだ」と言われる立場であります。招待することは恨まれることである。
今回の前夜祭だけではありませんので、これからも普及に尽力されている方々に報いたい考えです。マンションの一室で数人の子ども教室を開いているような人。そういう人を次々とご招待してゆきたい。
(2008/3/8)
ロスタイム
対局型掲示板に、ロスタイムという書き込みがありました。サッカーのロスタイムはせいぜい数分ですが、ロサンゼルスの「疑惑の銃弾」の時効は無期限。ロスタイムとは言いえて妙です。
日本国内でも殺人罪の時効は15年。しかも犯人と疑われていた人が最高裁で無罪になっています。世の中には分からないこともある。アメリカという国は本当に面白いし分からない。日本で無罪になっても執念深くというか正義感というか、狙っていたのですね。グアムやサイパンはアメリカ領だということを、まさかあの人が知らないとも思えない。
今後はどうなるんでしょうか。もしも実刑が確定しますと、日本では無罪でアメリカでは重罪。亡くなった元夫人や、そのお母さんはどんな思いでいるのでしょうか。
昔々、選挙違反に問われていた容疑者全員が無罪になったことがありました。時の法務大臣H先生は「これを冤罪と言うのはおかしい」と公言しました。当然大騒ぎになる筈。罷免ではすまない失言です。ところがおかしなことに、その非を咎めようという人間が誰一人出てこない。マスコミはおろか当事者からの追求も無いというのはどうしたことでしょうか。不思議です。ひょっとしてあれは正論なのかなぁ。
私の予測です。
サイパンで逮捕された人は多分実刑判決になるのでしょう。なぜなら、もしも無罪になったのなら、アメリカという国家そのものが大恥をかくことになるからです。その時、日本という法治国家の面子はどうなるのでしょうか。
一番喜んだ人。それは週刊誌の編集者と記事ネタ提供者ですね。72歳になったミスター捜査官と言われた人も現役として復帰しました。日本では考えられないことだらけです。ともあれ推移を見守りましょう。
(2008/3/1)
東京マラソンの課題
先週の日曜日の東京マラソン。3万人以上の参加者で、しかもその倍率5倍近くというから凄いです。
日本財団は東京マラソンの縁の下のその下の支えをしてきました。ボランティア5000名余の教育と活動をしっかりと応援しているのです。当日は1万2000人のボランティアが参加しました。雲ひとつない快晴で全てがハッピーでした。
慎太郎おじさんもご満悦だったことでしょう。問題はこれからです。ロンドンのマラソンは60億円から70億円の収入があるのをご存知か。それをどのような形で社会に貢献するかがポイントです。
今年のマラソンは読売、東京両新聞社も良く頑張ったし、ボランティアも東京都も頑張った。しかし全てが金も時間も人間も持ち出しです。一社のみが儲かっている。これをはっきりさせる必要があります。収入はどうなっているのか。支出はどうなってるのか。
NPO法人を立ち上げ、しっかりとした組織にすべきです。収支をオープンにして社会貢献する。日本財団は3年間はサポートします。今年が2回目ですから来年までということです。あと1年の間にロンドンやニューヨークに少しでも追いつけるような大会にしてちょ。
慎太郎おじさん、がんばってちょ。
(2008/2/23)
講演要旨
2月15日のインターンシップ報告会での講演内容を述べます。
労働省と千葉労働局の委託事業で、対象はインターンシップ受入企業、大学生、労働局・県・経済団体等のインターンシップ推進する方々。
会場は満員でした。私の演題は「ゆとりある教育と人づくり」。
インターンシップというのは学生の就職体験のことです。近頃はニート、フリーターが多く、就職しても3年か4年で辞める人が4割近くいるのが現状です。どこに問題があるのかは本人に聞くしかない。
今回の私の講演は話し方が極めて難しいです。というのは60才以上の立派な経営者と、国や県に勤めている官の人と、21才くらいの大学生とが居合わせているからです。
まずは大学生に照準を合わせました。生病老死のうち、生こそが一番大切である。生きるとはどういうことか。これを力強く説く。折りしも少年法を初め20才が大人か18才からが大人かが国会で議論されている。
日本の歴史上の人物で20代の偉人伝を話しました。特に忠臣蔵で有名な大石主税は今でいう中学生の年齢で、父と共に死を決意して江戸へ向う。それも本人の意志でです。
若者への熱弁を聴いて、経営者や官界の人達がどのように感じるかという内容にしました。
私の話は、当日会場に居合わせた人達の雰囲氣で半分は合わせることが多いです。1時間半の講演が終ると、その時の拍手、聴衆の表情で合格だったかどうか分かります。今回、若者は「背骨をピンとする」ことが最も求められると説いてきましたが、合格だったでしょうか。
(2008/2/16)
講演
講演のページを充実させていこうと思っています。講演についてはトップページの「講演の依頼はこちらへ」をクリックして下さい。ここに、担当者と私と講演内容について順々に書いていきたいと思います。
一例を挙げます。私が話で大切にしていること、それは笑いです。10分に一回笑いがないと、その講演は合格ではありません。どんなに難しい話、厳しい見解を述べたとしても常に笑いが必要です。
徐々に内容をアップしておりますので、時々覗いてみて下さい。
(2008/2/10)
野依良治VS米長邦雄
将棋世界3月号が発売になりました。その中に上記の対談が9ページ載っています。科学と文化というタイトル。脳の研究、理研、教育、文化に関心ある方は是非お読み下さい。
野依先生は教育再生会議の座長で私は東京都教育委員でした。「ゆとり」に対する両者の発言も面白いです。
脳の研究は棋士が協力しています。その協賛金は富士通社が億の金を出してくれた。当然「セカンドライフ」のページもあります。セカンドライフというのは第二の人生というのではなく、夢の空間ともいうべきものです。
二人の対談のあとに4ページに亘って参考になる興味深い記事が載っています。仮想空間の中に将棋の国を建設するのです。私は会長ではなく「国王」になるのかも。
ともあれ教育、脳、ITと将棋界の明るい未来像が開けてくるようなページです。
そしてそのあとのカラーグラビアにはメイド姿の女流棋士達が・・・。すぐ書店へ走って下さい。
(2008/2/2)
服役者
えらいことをした。suicaを落としてしまいました。キャッシュカードとアメックスが入っている。どうか拾った人が不正使用しても無事でいられますように。これにつきましては2月2日(土)発売のトーチュウの私のコラム「セブンアイ」をお読み下さい。毎週土曜日が担当です。先週は「聞けザザ虫の声」で杉並区和田中の補習の話でした。
読売新聞の「時代の証言者」はいかがですか。2月2日が20回目の最終回です。名筆家・西條耕一記者が執筆ですが、本当に面白い所はカットするんですね。私が語り、彼がまとめるという形態です。
「将棋連盟はね、全国の刑務所の受刑者への指導に回っているんです。すごく喜ばれる。囚人環視の中での対局」
このようなことは手を加えられる。受刑者ですが、将棋の指導を受ける人は受講者というのが正しいです。
1月25日は栃木県黒羽刑務所。プロが3人出かけて行き、29名と指したとか。私達は内緒にしていましたが、取材陣が来てテレビ放映もされましたので、私もHPで公表します。
(2008/1/26)
聞け和田中の声
教育委員の仕事がなくなりますと、ずい分精神的にも時間的にも楽です。1月19日のトーチュウのコラムに書いてあります。
任期8年間止めていたゴルフも再開。武蔵カントリークラブのメンバーです。ここはコースがふたつあって、豊岡の方はバンカーが108ある。日本一バンカーの多いことで有名。近頃はバンカーはボールも金利も上りません。
本日のコラムの一部を掲載します。(前半を省略しました)
二代目の次の校長には私は無条件に賛成した。出身が長野県で、高校が杉並区の教育長・井出隆安氏の後輩であり、中村正彦都教育長と出身地が同じである。同じ穴のムジナというか、三人共天竜川のザザ虫仲間であろう。事務局で原案を作成してくるので、私としては「ハイ、賛成します」で良いと考えたが、他の委員も全員賛成であった。
その和田中学校で塾の先生を招いて有料の補習をする計画を立てた。校長と杉並区と石原都知事が賛成したが、都教委は反対を表明した。私はこのようなことには、当事者であれば首を突っ込み、OBになってからは無関心を装う。
私が現職だったらどうしたか。先ず井出教育長の真意を聴いたろうと思う。彼は東京都の指導部長の要職にあった。その男と民間人校長が力を合わせてやろうとしていることに対して、彼等の顔がつぶれるような結果にはしないのが米長流。「東京都は賛成しかねるが、杉並区がやりたいのなら自由にやっていいですよ」くらいのところで落ち着くべきではないかと思う。ひとつの中学校でさえ、校長人事や教育内容についての発言は裏付けが必要である。表面上は2回の会議だけだが、その発言には相当な労力が要る。授業内容は区の自主権が認められているので、都に反対されてもやるというから頼もしいではないか。
ザザ虫連合軍、頑張れ。
(2008/1/19)
講演録
私が講演する時は、聴衆を見てから話すことが多いです。人を見て法を説けとか。これだと担当者も心配でしょうから事前にレジメは出しますが話は少しずれてきます。というのは直近に起きた事件、現象を話の中に折り込むからです。
1月11日にお台場のホテル日航にてのF社のお客様への講演には、正月のテレビを入れました。「ローマ物語」を5時間近く観ていましたら、名将ハンニバルが登場した。カルタゴ軍を率いてアルプスを象と共に越えたのですが、後世ナポレオンも同じことをやりました。
日本では、義経のひよどり越えの逆落としがあります。三人に共通しているのは天才的軍師という点ですが、もう一点晩年というべきか人生の終結が一致している。将棋に勝って勝負に負けたという言葉、負け惜しみがあります。戦いに勝って人生に負けた。このようになったのは3人には共通の落とし穴があったのです。それは何か。自論を展開してゆきます。
新テロの法案は57年振りに衆院で再可決とか。国民は、日本は一体何円負担するのかという一番素朴なことを知りたいのに、政治家は一切触れない。党利党略だらけです。
しかし、このような人々が長く国政に関与していて、ハンニバルや義経は命を落としてしまう。坂本竜馬もそうです。こんな話をすると聴衆は拍手喝采です。
尚、シーザーについての考察は放談室をお読み下さい。
(2008/1/12)
今年は日本版ルネッサンス
明けましておめでとうございます。
今年は日本が様変わりする良い年になりそうです。源氏物語が誕生して1000年です。世界で最古の恋愛小説のブームは日本文化の見直しに大いに役立つでしょう。11月1日がその記念日です。
テレビ番組や週刊誌の内容も大きく変るでしょう。昨年は「偽」の年だったのが嘘みたいです。そんなの関係ねぇ!も昨年限りかと。お笑いやバラエティ、それに週刊誌の特集は、多くのファン離れを起こしています。スキャンダルを報道するというよりもスキャンダルを作り出すという編集方針を続けているものは、視聴率を落とし、実売部数が落ちている。
今年のキーワードは文字通り「美しい言葉」になることでしょう。文章、記事もその延長ですから日本はもう一度立ち直りますね。心から感性から立ち直る。
教育界も「ゆとり教育」というものを「人間力」「知性」「魂」等、何か良い言葉、美しい言葉に変えて総合学習を週3時間堅持であって欲しい。3月末までは私もその実現に微力を尽くします。
(2008/1/5)
教育委員とゴルフ
東京都の教育委員は特別大変です。実は私は8年間ゴルフを止めていたんですね。武蔵カントリークラブの会員で笹井と豊岡の2つのコースがあります。毎週一回、時には二回は行っていましたが、就任と同時に封印しました。2期8年の任期が終りましたので再開します。
足立区立の学校で26年前に校内で女性教師が殺されるという事件がありました。時効は25年。それを過ぎてから「私が犯人です」と当時の警備員(71才)がしゃべったから大騒ぎ。足立区長が小樽のご遺族にお詫びに行き、和解しました。故人のご冥福をお祈りします。
教育委員としては考えるのです。お詫びするのは教育委員会を代表して教育長か、それとも東京都の方ではないのかなぁ。しかし、委員を辞めたあとはこのようなことを考えずに済むという解放感で頭の中が軽くなった氣がします。
私の役割は「ゆとり」を主とした教育内容のみを主張すれば良い。原稿を書き、講演をし、会議に出てと忙しいスケジュールではありますが、本当にゴルフが出来るくらい楽になりました。
(2007/12/27)
委員歴
平成19年度の私が務めた委員、審議員などを列記しました。報酬は教育委員が高く、他も一応謝金もしくは車代が出ます。将棋の方は将棋十大ニュースでどうぞ。
@東京都教育委員会委員退任
2期8年務めました。12月13日が定例会最後の日でした。朝日新聞社はこの日の朝刊に「私の視点」と題して、私の原稿を掲載。12月21日にはヘラルド朝日にも英訳文が掲載された。又、産経新聞には顔写真入りで退任の弁が載りました。
A地方教育行政功労賞受賞
秋にいただいた賞です。ともあれ東京都のみならず、全国的にも私の投げかけた波紋は広がったことと思います。
Bニッポン放送番組審議委員
いわゆる番審。通常は番組のみのお目付け役ですが、ライブドア社のような騒ぎの時は経営にも口出しします。
C日本財団評議員
ここは既に完全民営化されたも同然の財団です。400億円に近い助成金をチェックし、会長、理事長を初めとする理事の任命権がある。会長は無報酬と定められている。毎日、読売、産経の偉い人も評議員に居ます。
D日テレ番審
ニッポン放送と同様の仕事です。
E社会貢献支援財団理事
名も無く報われずに善行を積み重ねてきた人や、自分の命を捨ててまで他人を救ったような人々を探し出して表彰する。皆さん、心当たりがある人は自薦、他薦宜しく。
F名誉都民選考委員
長い会議で真剣です。都議3名、副知事3名、有識者若干名の構成。
G街路事業選考委員
全国の都市別の道路事業のコンクールです。大変名誉な賞らしく関係者と事前に会ってはならないことになっています。地方出張して視察しますが、市役所の人に接触してはならないルール。
Hわんぱく大賞選考委員長
NTTタウンページ協賛の作文コンテスト。ニッポン放送他、全国のラジオ局(8局)で5月5日に朗読が放送される。大変評価の高い大会です。今年は小学校の部で東京都のM渦君という土佐弁丸出しのワンパク少年が登場。彼も将来副知事になるのかなぁ。
I財団法人日本自転車振興会評議員議長
ここは10月1日に特殊法人から財団法人に変更になった。評議員議長はボートに次いでのものです。毎日新聞の元トップの石黒氏も同じ評議員で、彼は日本財団の方は評議員議長です。
(2007/12/23)
教育委員退任
教育委員の仕事が終ると、頭の半分が楽になったような氣がします。将棋中心の生活になりそうですが、教育は生涯関わる人生の命題のような氣がしています。12月13日の最後の定例会の発言は、当日の朝日新聞社の原稿「私の視点」と同主旨です。
教育委員の任期は一期4年で、たいてい二期ということが多いようです。東京都は5人プラス教育長です。5人の大体の枠があります。芸術・文化・スポーツ枠がひとりです。私の前任が水泳の古橋廣之進さん、後任は瀬古利彦さん。恐らく8年後は芸術部門から人選されると思います。
私は「ゆとり」の重要さを説きましたが、多勢に不勢。いや無勢。それでも頑張ります。
もうひとつはレイマンコントロールについて。
教育委員会は「素人による教育界の指導」ということです。この素人というのは委員のことですが、行政職も当てはまります。これを8年間主張しましたので、純粋な教育者(教員)からは同志。ごく一部の行政職からは嫌われました。若い行政マンには純粋に受け入れられたと感じています。
朝日新聞に掲載された、私の12月13日付拙文(原文)を掲載します。
「待った」と「悪手」の大切さ
(学習指導要領改訂)
子どもたちの「学力低下」が社会問題になっている。学力のどの部分がどう落ちたのかはともかく、何はともあれ学力低下とくれば「ゆとり教育」が悪かったという連鎖反応を引き起こすようだ。来春の学習指導要領改訂に向けて「審議のまとめ」を公表した中央教育審議会は、「総合的な学習」を小中学校で現行の週3時間から2時間に減らすことを打ち出した。
総合学習に代表される体験活動を通じて生きる力を育み、知識を身につけるよりも知恵の大切さを学ぶというのが「ゆとり」の理念だ。私は東京都の教育委員を8年間務めてきた。今月20日に退任するが、この間、「ゆとり」の理念を広めたいと努力してきた。
私の本業である将棋は、総合学習の中では「伝統・文化」に位置づけられ、「国際理解」に組み込まれている。邦楽や文楽、将棋などを通じて、日本の文化や歴史への理解を深める。他国の文化を理解するためには、まず自国のことを語れることが求められるから、「伝統・文化」は国際理解の中に入っているのである。
都立高校では現在、26校で「伝統・文化」の授業がある。このうち将棋を採用した学校の一つに、昨春開校した台東区の忍岡高校がある。プロ棋士の早水千紗女流二段が教えている。
日本の伝統文化に携わる人々は、どの道によらず背筋がぴんとしていて姿勢が良い。早水二段の姿勢の良さに、生徒たちも思わず居ずまいを正すと聞いた。授業の一環としてプロ同士の対局を観戦した生徒の感想に「他の生徒ができないことを経験できた。本物に触れ、本物に学ぶことがどれだけ貴いことかが分かりました」とあった。
授業では、盤作り職人の技も体験する。将棋盤のマス目は、日本刀に似た刃物に漆をつけて線を引く。伝統の技に、生徒も驚くことだろう。将棋という文化を周辺で支える人々にも触れて、その努力を自分の中に位置づけていく。
総合学習には副次的な効果もある。多くの学校で、地域の人が校内に入ってくれたことだ。
菊作りの名人もいる。工芸職人もいる。どんな授業を設定したら、そのような人たちを迎え入れることができるか。現場が最も頭を悩ませてきたところでもある。それを乗り越えることで、学校が地域に溶け込み開放的になっていく。これは特筆すべきことである。
「ゆとり」から私自身も学んだことがある。
将棋の対局では、最善手を指すことと「待った」をしないことは絶対である。しかし、「ゆとり」は児童生徒が失敗をしてやり直すことを前提とする。最善手を指さなくてもよい。失敗したら、どこでつまずいたかをじっくり考える。その体験こそ、「ゆとり」の神髄である。「待った」と「悪手」を奨励することの大切さを知った。
体験的な学習の特性は体を通して学習することである。そこでは自らが学習の主体であり、失敗やつまづき、成功や達成、あるいは困難や障害を乗り越えることの大切さといった経験を、自分のものとして感受することができる。また、自分の獲得した知識や技術の有効性や可能性を、体験を通して検証したり修正したりすることによって、「生きて働く力」へと高めていくことができるのである。
中教審は「生きる力の育成」はますます重要になっているというが、どうも歯切れが悪い。学力低下批判の前に右顧左眄している印象がある。
総合学習の時間削減には、絶対に反対だ。現在、週3時間が充てられている総合学習の時間は、その他の教科全部を合わせた時間にも比肩する重みがあると考えるからである。
それでも週2時間にするのであれば、「総合学習に2時間、他の教科の中にその理念をちりばめて2時間、合計4時間とする」。新学習指導要領には、このくらいの表明を盛り込んでほしいものだ。
(2007/12/16)
「ゆとり」の素晴らしさ
近頃は新聞の論調も変わってきたようです。日本の学力低下の原因が「ゆとり教育」に起因するとは限らないという風になってきた。
学力トップクラスのフィンランドは、授業時間数は日本より少ないのです。学力が落ちたのではなく「考える力」が落ちたのです。
12月13日は東京都教育委員会の定例日。ここでも私は「ゆとり」について言及します。私の任期は12月20日で2期8年になり退任します。
私の主張は12月13日の日記に掲載予定です。
(2007/12/9)
ゆとりと悟り 教育というのは世界中の合言葉のようです。日本でも学力が低下したと大騒ぎをしています。本当は落ちてはいないのです。著しく落ちたのは応用力、理解力なのです。とすれば、これからは授業で学力をつける以上に大切なものは何かが分かっている筈です。
他人を思いやる心、親孝行をどう表すか等も大事でしょう。一番は、相手が何をどう考えているかを察知すること。それなら自分はどう対応するかを咄嗟に考えつく、思いつく、言葉や態度で示すことが求められる。
学校で問題なのは、ウルサイお母さんからの理不尽なクレーム対応です。これに頭を悩ましている教師が多いんですね。お母さん、どうかお手やわらかにお願いします。我が子の事しか考えていない母親をまともに相手にしていても仕方が無い。といって無視は出来ず困ったものです。
そこでおすすめは将棋です。将棋でなくても良いのですが、相手が何を考えているか、何の目的でそんなことをするのかを考える習慣は身につきます。すると自分にとって最善手は何かを考えられます。最善手は無理でも悪手はどれか分かるようになる。
この訓練が応用力、理解力を身につける一番の良策と信じます。背筋がピンと伸びた姿勢も大切。近頃の子どもは背筋がピンとしていない者が多いです。ジベタリアンはその典型です。
とはいっても女性の心を読み取ることは難しいです。将棋は難しいから面白い。女性はもっと難しい。だからこそ好きという人と、もう嫌いという人に分かれてゆくようです。
応用力や理解力よりも諦観、達観の境地「悟りの時間」を総合学習の中に導入したいものです。
(2007/12/2)
文楽と教育
大阪の国立文楽劇場にて吉田玉男一周忌公演がありました。私がパンフレットの序文を書いた。11月25日が千秋楽です。拙文を掲載します。文楽を鑑賞するのも「ゆとり教育」の一環です。
私ごとき者が、文楽について、それも吉田玉男の一周忌公演に駄文を寄せて良いものかどうか迷いました。しかし、将棋しか知らない者が文楽をどのように捉えているかを知ってもらうのも文楽ファンを増やす一法かと考えて拙稿を引き受けました。
今さら吉田玉男について語ることもあるまい。その芸の素晴らしさ以前に「文意をつかんでいた」ことがまずあげられよう。近松文学は名文が多いが、その文章から作者の意図するものを全て掴み切っていたと言える文章読解力の達人であった。
文楽は人の心を人形で表すものであるから、えてして私のような人間は奇をてらい、客の受けを狙っての芸になりやすい。それが吉田玉男という人はあくまでも素直な正攻法で「平凡は妙手に勝る」の典型という評をする人が多い。
今回の演目は「曽根崎心中」と「近江源氏の先陣館」である。時代物と世話物の組み合わせであり、又この二つを選んだということが国立文楽劇場の人々の見識といえる。さすがであって、このふたつこそ故人が最も演じてもらいたかったものに違いない。
文楽人形の女性には足が無い。唯一の例外が曽根崎心中のお初である。
恋する徳兵衛とお初の心中は余りに悲しく美し過ぎる。縁の下の徳兵衛と床上のお初が切なくも語り合う場面は圧巻である。お初の足で自分の首を掻き切ろうとする徳兵衛。劣情を催すという表現では低俗であるが、この色っぽさと同時に次のセリフは古今の名文である。
この世の名残り、夜も名残り、死に行く身をたとふればあだしが原の道の霜、一足づつ消えて行く夢の夢こそ哀れなれ。あれ数ふれば暁の、七つの時が六つ鳴りて、残る一つが今生の、鐘の響きの聞き納め。寂滅為楽と響くなり。鐘ばかりかは、草も木も空も名残りと見上ぐれば、雲心なき水の面北斗は冴えて影うつる星の天の河
江戸時代のことだが、お初徳兵衛のようになろうとして心中が流行したそうな。幕府は禁止令を出すまでになった。それほどに男女の情愛と永遠の絆ともいうべき心中は人々の心を揺さぶったという。時代は平成になっても人間の心に変わりがある筈もない。
吉田玉男の芸は格調と氣品、品位があると折り紙つきである。バタバタしないし客受けは狙わない。達人の芸は自らが動くのではなく、観客の心の方が動くのである。
近江源氏は戦国の武将真田家が豊臣方と家康側に分かれて戦うことになった史実を元にしている。これは時代物、戦記物ではあるが、内容は家族愛であって、世話物中の世話物ではあるまいか。登場人物が全て家族のために死をも惜しまぬ振る舞いをする。現代日本に於いて全て失ったに等しい日本人の心、武士の魂を再現して観客を魅了する。
心を打つとは簡単に言うが、本当に心打たれる家族愛である。弟の死が本人か影武者かの首実験に来た実兄の盛綱は当然瞬時にして偽者と看破した。問題はここである。「よいか。そちは捕らわれの身となって、かかる場面になりし時は・・・」と父が教える。弟高綱の息子は未だ8才である。そこへ飛び出してゆき、偽者の亡骸にすがりついて泣きじゃくる、とはいえ本物ではないのである。実兄はその子が何故そのようなことをするのか思案していると、その子は自らの命を絶ってまで「これは本当の父だ」と訴えるというのが凄い。このような父子の姿を現代教育に取り入れてもらいたい。この場面のみは必修科目として日本中の学校に導入すべきかと思う。しかもその子は直前におばばから「もののふの男の子は命を惜しむではない」等と脅かされて逃げ回っていたのだから涙を誘うではないか。「ととさま」のため孝心から自らの命を絶つ。あるいは近江源氏は8才の小四郎が主役かも知れない。
戦国時代も終焉に向かい、豊臣か徳川かになってきた。一家一門は勝つ方へつかねばならぬ。恩義が先か、生き延びるのが先か。
兄を慕い一家を兄に託そうとする弟の高綱の切ないまでの家族愛、一門愛には胸を打たれるでないか。「そうか、そういうことか」と全てを悟った兄盛綱のセリフ「教えも教え、覚えも覚えた。褒めてやれ」を聴いて泣かない者は居るまい。
登場人物の多い賑やかな演目だが、それぞれに重要な役割である。全てが終わり、兄は自分のために家族がこのようにまでしてくれたことに感謝し、そしてあっと驚く終末へ向う。自己犠牲と愛の物語は感動する。
近頃の国語の教科書の薄っぺらさに比べ、近松文学は格調が高い。曽根崎は近松門左衛門。近江源氏の方は後の近松半二作である。やはり日本の誇るべき名文は学校で必ず一度は読ませたいものである。
(2007/11/25)
社会貢献支援財団
私の活動の中に上記財団の理事というのもあります。これは命をかえりみず他人を救助した人や青少年の健全育成に永年携ってきた人々を表彰するのです。
本当に頭が下がります。とても私には出来ない。命を捨てても他人に尽くす。10年どころか生涯を通じて世の中のために尽くす。
11月13日に表彰式典。常陸宮殿下、同妃殿下ご臨席を仰いで挙行された。日下公人理事長が挨拶。審査委員長・内館牧子さんも挨拶。
「みなさん、今日の副賞の金一封は今までの活動には使わないで下さい。ご自宅の風呂場を直すとか、お仲間と楽しい食事会をするとか、そういう風にお使い下さい」
第二部はパーティ。乾杯の音頭は米長理事。
「日本人の心の美しさ、魂の素晴らしさ。美しいもの、たくましいもの、義に生きる我々のDNAはまだ生き続いていることを教えていただいた。おめでとうでなく、ごくろうさまと乾杯したい
来年度も勿論募集します。
URL:
http://www.fesco.or.jp
(2007/11/17)
知事と都立高校 東京都の教育委員は2期8年務めました。12月20日で任期切れ。後任は瀬古利彦氏。マラソンの雄で4人の子どもがいます。いずれも男子で、どこかの知事も同じです。
但し内定であって、都議会の承認が必要。ここで反対票を何票取れるかによって、その人物の評価が定まります。勿論多いほど良いのですが、過半数は制さないと否決されますから大変なことになります。
私が主張してきたことは一貫して「ゆとり」の正当性です。どうもマスコミの誤解はそのままで、新聞の売り上げ減の最大の要因でもある。「ゆとり」は新聞を読むような立派な人間を育てる授業なのです。
都立高校の多くは良い学校ですが、中にはひどい実態の学校があるのは事実です。
都知事に教育委員全員で顔を合わせた時のこと。知事も内密で高校視察に行っているのです。
「あれは3年前だったかなぁ。ひどい学校だった。あれはひどい」
「ああ、あれですか。あの程度の授業といえない学校は他にもあります」
「で、3年経ってどうなんでしょう」
「良くなっている訳ないだろう!」
おいおい。知事に太鼓判を押されてどうするの。
「教育長。あんなに言われていますよ」
事務方の報告は、西部戦線異状なし。本当のことは表に出ては来ない。それはそれとして学力以前のモラルというか、本来の学校としての機能が問題です。実態は知事も承知しているのです。
「知事。私よりしゃべる人が居るのには驚きました」と私。
ともあれ、東京都教育委員会は元氣です。
(2007/11/10)
東京都と将棋
11月3日の文化の日。都庁の建物の中で「親子ふれあい将棋教室」が催行されました。150組300名の親子が参加。年々低年齢化して今年は6才から9才が大部分を占め、女子も約20%になりました。
指導するのは10名のプロ棋士。中原誠先生がメインで、矢内、清水の両美人女流棋士。さらには藤井猛九段。そして新四段も居れば引退者もいる。
主催は東京都教育委員会の生涯学習部の社会教育課です。三田村みどり部長が陣頭指揮。檜山課長は職団戦に出場する腕前です。当日は課員が約20名休日返上で出勤。都庁将棋部の面々もボランティア。感心なのは都立高校から日比谷、戸山、白鴎の三校から十数名の将棋部員が手伝ってくれた。感謝あるのみです。
マスコミの報道は以下の通りです。
スカパー 囲碁将棋チャンネル
11月6日(火)20:00より(再放送あり)
NHK BS
11月17日(土)正午からの囲碁将棋ウィークリーにて
週刊将棋
11月14日号に掲載
月刊誌
将棋世界新年号、近代将棋新年号
朝日新聞、読売新聞にも後日出ます。読売は西條耕一記者が伊勢の奉納対局のあと来てくれた。相当ハードな日程なのに有難いことです。
朝日は村上耕司記者が甲府から来てくれた。お二人とも仮眠数時間です。
東京都と東京都教育委員会が、伝統文化を通じてどれだけ都民へのサービスをしているかを書いて下さる。「こんなに凄い催しで参加者がこんなに喜んでいることを今まで知りませんでした」とのことです。
(2007/11/4)
ゆとりとNIE
教育委員会は委員長の次の人は副委員長ではなく職務代理者と呼びます。
11月25日の委員会は木村委員長が欠席でしたので私が議事を進めました。早めに、2時間足らずで会議を終了させるつもりでしたが、結局2時間40分になってしまいました。とにかく熱心です。
人事に関する案件は傍聴人も関係ない部署の人も退席します。
学力調査についての報告が指導部長からありました。説明が終った直後に私は「区市町村からの報告として承りました」と明言。続いて私が指導部長に問う。
「調査の結果、応用力と理解力が落ちたことが明らかになった。これは本人のやる氣、意欲、自ら課題を見つけ自らが解決しようとする。いわゆる『ゆとり』教育がいかに大切であるかが問われているのである。
ゆとりという表現が良くない。『新聞を読むゆとりある人間を育成する』と改めよう」
私の発言は以上ですが、ゆとりという時間は自然との共生、国際理解などという素晴らしい時間なのです。「ゆとり」が良くないのならNIE(教育に新聞を)も駄目だ。新聞業界がNIEを推進するのならもう一度「ゆとり」について勉強し直すことが第一です。
学力調査についても東京都は区市町村に指導・助言することが出来ます。竹花委員は「指導・助言はあくまで強制力のないものである」と明言。地方分権の折、都は余り口出ししたりすべきではないのでしょう。
(2007/10/26)
中教審にお願い
朝日新聞と東京新聞に良い記事がありました。
10月9日の東京新聞の「どうなる学校B」に井上圭子という署名入りの四段抜きの記事がありました。総合学習の削減は是か非かについてです。良かった。
10月16日の朝日新聞はP27が「朝日のびのび教育賞」の受賞6団体(学校又はクラブ)の記事を掲載した。地域と育む子ども力と銘打って6団体の活動報告をしている。
実はこれこそが「ゆとり」そのものなのです。自然と人との関係学ぶ、知床を知る、授粉から心込め「自分の木」リンゴ、命テーマの出前授業、300年の伝統を担う、家庭訪問の触れ合いとある。
以上6団体のしていることは学力とは全く関係ありません。学力とは英数国等の科目で高い点数を取るだけのこと。
現在は週3時間が「ゆとり」の時間ですが、これを2時間に減らそうかという話もあるようです。直近で行われた学力テストの結果から判断するそうですが、一番落ちたのは応用、読解、洞察らしいです。
そもそも「ゆとり」というネーミングが間違っていたのです。あれは偏差値競争地獄から抜け出す「ゆとり」を持とうということだったのです。「ゆとり」はそれを除く全ての教科と峠時するほど素晴らしい理念に基づいた大切な時間なのです。
心を育む。魂の教育、自然との共生、愛を知る等々ネーミングだけ変えて出直しましょう。
学校教育から「ゆとり」である総合的学習の時間を減らしてはならない。中教審の先生方にお願いします。ただ、小学校の先生には出来ますが、中学校以上になると教え方が難しいという難がある。
何はともあれ「新聞を読む人間を育成する」ためにもマスコミ各社は論調を「ゆとり賛成」にして欲しいです。
(2007/10/21)
文部科学大臣表彰 10月15日に表彰されることになりました。「地方教育行政功労者表彰」というのが正式です。教育委員の場合は、7年以上務めた者で特別功績があった者。任期は達していますが、本当に功績があったかどうかは怪しいものです。それは本人が一番良く分かっている。
私が教育委員として主張したもののうち、国に対しては以下の3つです。
1.つくば市の独立行政法人になった教員研修センターを存続させようとしたこと。
2.三位一体改革の渦中で、義務教育負担金5兆円は国が全額出せと言い切ったこと。これは石原慎太郎都知事も喜んでおりました。
3.ゆとり教育との誤解をとき「ゆとり」の素晴らしさの啓蒙運動を起こすこと。
以上の3つのうち1は成功しましたが、2と3は不発に終りました。3はまだ頑張っています。これについては寺脇研著(扶桑社刊)に詳しい。私が受賞したのは国に対してだけでなく、地方ですから東京都で何をしたかということです。
■東京都の教育
教育の世界は一にも二にも先生に自信と誇りを取り戻させることです。教師の品格も地位も自らが下げてゆくという世にも不思議な運動が教育界にはありました。今では保護者(かあちゃん)の方が先生より上かと嘆くくらいの現状です。
そんな中で私は教員の地位向上、特に都庁や区役所の行政職の人には負けないという努力をしてきました。教師では一番上の校長も行政職からみれば下の下になっているのが東京都です。
近頃、学力テストで不正があった区がありました。結果は分かっている。校長は厳しく処分され、教育系の指導室の者も処分される。しかし行政職の人々は何のお咎めもなく「叱りおく」くらいのパフォーマンスで一件落着となるでしょう。
都立高校の実態については、今年度に入ってからの都教委の定例会議事録をお読み下さい。臭いものにフタをしても近々表へ出る筈です。
都庁内でも若い課長以下の人や教員系の多くは米長ファンなのですね。但し部長以上の幹部には私は評判が悪いようです。
(2007/10/13)
大和証券杯
10月21日の夜8時から谷川浩司vs羽生善治の対局があります。インターネット観戦出来るのは有難い。この際、早目に会員登録しておいて下さい。もちろん無料です。
詳しくはこちらへ。
http://www.daiwashogi.net/ うっかりIDとパスワードを忘れることもありますので、登録後はメモメモ。
そのあとは女流棋戦になるんです。
■公益法人改正
社団法人の日本将棋連盟が来年12月から始まる法人改正に伴い生き残れるかどうか。
これは対局や普及に関してきちんとしているかどうかにかかっています。この2項目、特に今週は不戦敗のことを書きましたので「将棋の話」の方をお読み下さい。少し長いですが、分かり易いと思います。
(2007/10/8)
氷点
今週月曜日に三浦光世氏にお会いしました。作家・三浦綾子さんの夫にして社団法人北海道将棋連盟の理事長なのです。
将棋界にはふたつの社団法人があるのですね。両団体の友好と信頼を深めるための企画で、これは将棋世界12月号(11月1日頃発売)に掲載されます。
紅葉前線第一波の美女軍団が翌週は旭川市を訪れて、再び三浦綾子記念館長の三浦氏との写真も載ることになっています。三浦光世氏は53手詰めをはじめ数々の詰将棋を作るほどの実力者です。綾子さんは既に神に召されましたが、ご夫婦共に大の将棋ファンでした。
「神は人間に言葉と将棋を与えられた」
この言葉を文科大臣にお届けしたいと思います。
三浦氏は17歳の時に結核のために腎臓をひとつ摘出しました。その後は信仰により83才でもお元氣です。その秘訣は「感謝と謙虚さにある」とのことです。私は長生きに自信がなくなってきました。
三浦「私はわがままな男です。綾子には無理難題を言い続けておりましたが、綾子はいつも『はい』しか答えませんでした」
うーむ。
米長「女流棋士みたいですね」
三浦「やはりそうですか?」
米長「・・・・・・」
このやり取りは同行の田名後編集長によって少々変えて活字になるのではないかと思います。
新井田事務局長と中川大輔理事も親しく旧交を温め、両団体は来年12月からの公益法人改正のため協力し合うことを約して帰京しました。
蟹、ウニ、鮭、ツブ、いくら、ホタテ。
(2007/9/29)
公私協議
教育委員会が午後から行われるのは珍しいです。9月20日は午後2時からでした。
東京都は高校生(受験した中学生)の受け入れについて、公立と私立とで話し合って、その割合を決めているのですね。プレス発表してしまいました。私は「教育委員会の了承なしに、事務局が公表はおかしい。そもそもこの談合そのものに疑義ありという委員もいるではないですか」と発言しました。
問題は2点です。
一つは事務局が教育委員をないがしろにして事後承諾で良いと考えていることにある。東京都の教育委員は日本一のお飾りなのかどうか。これを問い質しました。
もう一点は公立、私学ともに独自性を打ち出しているというのに、談合を続けているのはいかがなものか。私は通学の自由選択が良いのかどうか分かりません。私学の経営にも理解を示すべきことは当然です。中学生が一生懸命勉強している時に、来年度は都立は39,800人、私学は27,100人と割合を決めておくのは少々問題でしょう。ただ、委員会が公私の協議をした労を認めて了承後なら良しです。談合の是非よりも教育委員軽視の方が問題です。
この数ヶ月は、行政職からみれば、教育改革はうまくいっているという認識に対して、私は教員の地位向上になるため毎回発言してきました。私の発言は、しばらく眠っていると思いますが、数年後に問題が表面化した時、生きてくるようになっているのです。その時に、私の発言がピカピカ光るようにしてある。
正式な議事録は一ヵ月後に公開されますので、これ以上詳しくは書けません。
(2007/9/22)
幸せ
幸せになることは簡単です。運の良い人と仲良くすること。もうひとつは運の悪い人とは付き合わないか、ケンカをすることです。
先週の続きを書くよりも「米長流処世術」の方が建設的です。
名人戦共催、女流の独立、訴訟、一部マスコミの中傷記事等々、昨年の12月は本当に参りました。しかし、ひとつひとつにきちんと対応してゆく。運の悪い人や会社は落ちて行き、運の良い者は上昇する。
さあ、「六十歳以後」をどう生きるか。皆で真剣に考えてゆきましょう。
やっぱり書いとこ。
昨年12月は20日から27日までに私は「幸せ」を求めて大きく動きました。その結果、幸せになった人とそうでない人とに分かれてゆくように思います。
著作権侵害で訴えられたことに関しては、高須基仁氏が週刊朝日編集長立会いのもと「和解して金を積んでくれ」というのでそう決めたものです。
侵害したと言われるのは心外。和解です。「事実上の勝訴」などと武者野六段がはしゃいだところ、それを知った債権者達が黙ってはいない。来る10月19日に会議があるようですが、高須氏の望むような、私もそれが良いと思うようにはならないようです。
私の拠出した金は供託して全く違う人達に渡るようです。
昨年の12月22日のことでした。新聞社は両者のコメントを出せない時は一切出さないのが通例ですが、たった一社のみ彼の上記のコメントを出した社がありました。ここの次期社長の有力候補が深くかかわっているのですね。
この新聞社の幸せを祈らずにはいられない。
(2007/9/15)
全共闘vs米長
「将棋の話」にクイズを出しました。掲示板の方へ応募して下さい。
9月27日の朝日新聞社内のホールでの講演の応募先は「スケジュール」をどうぞ。
私が将棋連盟の会長に就任してから二年数ヶ月経ちました。改革に次ぐ改革。おかげさまで財政的には健全であり、普及は小中学生のファン増加中心に順調です。
当然、私自身も雨風にさらされます。名人戦の共催、女流の分派活動、著作権を巡る訴訟、週刊誌等の記事等々ありました。昨年の12月に全てが集中しました。その結果、全て和解して解決した筈でした。
しかし、最近また同じようなメンバー構成で、私にとっては不快な記事等が出始めましたので、再度確認をしてゆく。
全共闘というのは今から40年以上も前の学生運動のことですが、それから後の人生はさまざまです。左翼系で頑張っている人達もいくつかに分派している。転向した人も当然多い。
私はその10年前の安保闘争の時、高校生でありながら国会を取り囲む集団の中に居ました。その私が現在は東京都教育委員会委員。もっとも革マルで動労に居た人が副知事ですから東京都は面白い。
高須基仁さん
モッツ出版社社長にして、夜の闇の世界ではなく、ピンク色の世界での超有名人。彼は私を著作権で訴えた時の後見人であり、その社の顧問弁護士は元民主党の代議士です。今回は女流の問題で登場してきた。週刊金曜日7月27日号です。書いてあることに事実誤認があるので本人と直接会う。立ち会ったのは週刊朝日の山口編集長。
名人戦と女流と和解した訴訟は、全て裏で繋がっていることの確認をしてゆくのです。あっと驚く事実をこれから公表してゆきます。
(2007/9/9)
みのもんた
8月31日のTBS系「みのもんた朝ズバッ!」に、私のHPの文章が出ました。それは、先々週のまじめな私の「朝青龍」の中味です。これは8月11日に書いたものですから20日前ということになります。
組織の長というものはどうあるべきか。伝統文化とはどういうものか。それを過去から引継ぎ、将来へ渡す。その過程を楽しみつつも力強く歩むことが肝要です。
トップが決断し、実行すると、必ず反動があります。その反動をも楽しみつつ歩む。
私へのしつこい悪口も楽しむ。
最近は大分収まってきました。直近では週刊金曜日7月27日号。女流棋士に関してですが、高須基仁、中井広恵、武者野勝巳三氏がそろい踏みで出ていました。
どうするか。先ずは高須基仁氏と酒で仲直り。会長が棋士を訴えたりするのはまだ止めておきます。
トップは動くときと、じっとしている時と、どちらも決断が必要です。
(2007/8/23)
福岡県の校長 福岡県で行われた高校竜王戦でのこと。三笠宮寛仁親王殿下ご臨席の開会式は都築総合学園からは都築仁子(きみこ)先生が出席。来賓には福岡県の副知事と教育長が来られました
福岡県は他県(東京都を含む)に比べて教育環境が良いことで有名です。教育というのは、校長先生のみならず教師をどのくらい皆が尊敬しているかがポイントです。もっともその前に「尊敬に値するか」も問題ではありましょうけどね。
東京都も福岡県も、教育長には校長や校長経験者がなってはおりません。しかし、福岡県にはビックリしました。副知事のひとりは女性で元県立高校の校長だった人なのです。当然教育長よりは上ですから、県を代表してのご挨拶は女性の副知事が話されました。
対局開始してからしばらくして、控え室へ一同引き上げました。殿下と女性二人、それに読売新聞西部本社社長と私の5人。談笑すること一時間20分。まさに至福の時でした。竜王戦は読売新聞社が主催なのです。
教育に対する福岡県の姿勢ははっきりしています。校長になれば副知事になれるかもしれない。別に肩書きで人間が左右される訳でも無いですが、東京都の教師たちからみれば夢のような話です。
私は教師サイドに立って終始発言しますから行政職のごく一部の人からは嫌われているかもしれません。
(2007/8/11)
朝青龍
将棋と相撲は日本古来の伝統文化です。
分からない。どうして北の湖理事長に朝青龍がお詫びしないのだろう。それにて一件落着。もうゴチャゴチャ言わないでくれ。
そのような解決を私は強く望んでいます。マスコミもそうなれば何も書き立てはしまいと思うのですが・・・。それよりも現役の横綱は神格化されていて、理事長よりも格違いという存在なのでしょうか。
将棋界での出来事は「将棋の話」をお読み下さい。
疾如風と不動如山のどちらが良いのでしょうか。
(2007/8/5)
文部科学大臣杯
以前に「公立中学校頑張れ」と書いたことがありました。
今年から一校3人の団体戦にしました。ひとつの学校で何校出場しても良い。東京の場合、中学校は上位20校のうち公立の中学校は白鴎がひとつだけという予想通りの結果でした。もう一度お読み下さい。
7月31日に全国決勝大会。この日は中学校も小学校も4校ずつが東京の千駄ヶ谷に集結。私も午前10時に挨拶しました。小学校と中学校では大きな違いがあります。小学校はほとんどが市町村立で、3人の強い友達が仲良く出場です。千葉県代表の宮本小学校が優勝、2位は兵庫県の藤江小学校でした。
中学校になるとガラリと様子が違います。勉強が出来る学校と、そうでない学校が一目瞭然です。各県とも有数の進学校が出場してきます。東京は前述の5校ですが、鹿児島からはラ・サールなど「頭の甲子園」を目指すだけのことはあります。決勝は兵庫の灘中が東京の筑波大付属駒場中を降して初優勝。
小中学校の決勝大会は全て2対1のスコアですから、どこが勝ってもおかしくない。
終了後の米長会長挨拶
「勉強が出来るから将棋が強いのか。それとも将棋を覚えて頭が良くなり、勉強も出来るようになるのか。ともあれ将棋が強い学校は勉強が出来る学校ということが全国的に立証されたような大会でした。云々」
高校になると、もっと差が開いてゆくのです。やっぱり将棋を正課にするべきですね。
「脳と将棋」は将棋の話をどうぞ。
(2007/7/29)
ケイタイの人生相談
ニッポン放送のケイタイサイト「米長邦雄のセカンドライフ人生相談」は月額294円(税込)です。ニュース、天氣予報などの他に女子アナや著名人のエッセイ等も読める。
私も毎週月曜日更新で書いています。人生相談です。主として50代、60代の男女から多くのメールが来ます。それにお応えするのです。
変動制です。アクセスする人の数で、その週の原稿料が割り出されるのです。i-mode、yahoo!ケータイ、EZwebと3つのケイタイから別々に金額が表示されてきます。
原稿料というのは大体は原稿用紙一枚いくらと固定されているものが多い。出版本は印税方式が主ですから変動制でしょうか。
おかげさまで私の「人生相談」はラジオ局内でも上位にランクされてきました。
もうひとつの変動制。それはアクセス数の多い順にケイタイの項目順が並ぶことです。現在はだいぶ上位に来ていますので、評判は良いのかなとホッとしています。
ご相談される方は本音で書き、こちらも親身にお答えする。70才過ぎの恋や、迷える若者の人生の指針等々幅広く、私自身も勉強になります。
一度アクセスをどうぞ。ニッポン放送のサイトからお入り下さい。お楽しみコンテンツ・人気コラム月曜更新の中にあります。
(2007/7/22)
三味線
「あっ、そんな手があったのか」等と独り言を言っては相手を惑わせる。これを三味線を弾くといいます。何が語源かは知りませんが、三味線に失礼ではないかと思いますね。
将棋などでは大したことはありませんが、サッカーだとシュミレーションなるプレイと見做されてイエローカードが出るんです。相手に蹴られたように見せかけてグランドにバタンと倒れて痛いふりをする。サッカーの主審は良く見ていますね。
昨日の日本−オーストラリア戦。テレビで観ている私には、どっちがぶつけて、どっちが悪いのかも分からない。ところが審判は瞬時に判断してレッドカードを出したり、イエローカードを出す。あとでビデオをリプレイで見ると、なるほど審判の判定通りですな。もっとも明らかにどちらかのひいきという審判も居るようですが、さすがというよりない。
サッカーは走り通しのゲームですが、審判も走るだけ走って大変そう。そこへいくと将棋の立会人は楽かも。とはいってもそれなりに苦労はありますけどね。
日本が勝ちそうだったのに引き分けになってPK戦になった。オシム監督はPK戦は見ずにロッカールームへ引き上げました。彼はここまで戦ったのだから、なにをPK戦かというわけです。
オシムですか。
ニッポン、ニッポン、ニッポン。
(2007/7/15)
教育界の実態
新潟県へ行っての講演主旨は次の通りです。(日記の続き)
ひとつは「ゆとりある教育」についてです。教育で一番大切なものは学力ではない。心の美しさ、魂を育てることにあります。そのために導入されたのが「ゆとりある教育」の理念です。これを「ゆとり教育」と曲解している人々が多いのは残念です。
教師や校長を尊敬しよう。どこの都道府県でも「教育力」は低下しました。それは校長や教師の地位が低下したからです。東京都は典型的です。しかし他県では教育長のポストは校長経験者がなったり県庁の幹部がなったりしています。
全都道府県の教育長のポストを教員系で占めるというのが私の願いです。東京は一度も占めたことの無いのが自慢(?)。
「校長諸君。今こそ組合員と手を握り、教育界への行政支配を打破しようではないか!」
こんなドン・キホーテがいるんです。私は教育委員会制度の成り立ちを説き、教育長が知事や市長の部下であれば、それは教育委員会そのものが、知事や市長から独立していない単なるお飾りと力説。この場合の部下というのは「教員免許を持っていない人」という意味です。
産経新聞はここ3回続けて組合対校長の記事を載せています。学校内の実態については私は良く分からない。7月12日の教育委員会の議事録は近々オープンになります。
多くの校長が知っていることを、誰かさん達が隠し切れるものかどうか。都議会で質問が出るかも。組合も、今こそ校長と手を握り、教育委員とも手を握って「教育のため」団結しようではないか。
(2007/7/15)
公立中学校頑張れ
武蔵中学A、麻布中学A、開成学園A、麻布中学C、筑波大駒場A。
さて、この五校はなんでしょうか。
第一回文部科学大臣杯の将棋大会があります。小学校と中学校の両方に大臣杯が出る。ひとつの学校で3人1チーム。何チーム出ても構わない団体戦です。
7月26日に東日本大会があります。BumB(ぶんぶ)東京スポーツ文化館です。
東京の代表校枠は5チームです。上記の学校がその代表になった学校です。私が東京都の教育委員になってから、都内の小中高生の確かな学力の向上に務めてきたつもりではいます。
先週は、そのためにも将棋を学校に入れるべきではと正論に書きました。
5組のチーム名、学校名を良くご覧下さい。中でも麻布中学は5チーム(Eチーム)まで出場したことが分かります。
都内の区市町村立はゼロであることに特に注目されたし。白鴎は都立中学ですが、一校だけ名前が出ています。
中学校の校長先生。どうか学力向上のために私学を将棋で負かすような良い学校にして下さい。
日本将棋連盟では、学校にプロ棋士を派遣しています。ハイ、公立中学校には予算が無いことは教育委員が一番良く知っています。お金のご心配は要りません。
下記へお問合せして下さい。現在50校以上にプロ棋士が35週行っております。
学校教育課
TEL:03-3408-6165
FAX:03-3404-7301
(2007/7/8)
教育の正論
教育界はなぜ駄目か。余りにも学者、学識経験者、行政マン、おまけに総理大臣までが口を出すからではないでしょうか。
そこで私が自説を展開したのが6月30日付の産経新聞「正論」です。下記のURLに全文載っています。
あ、この原稿を読んで、私の意見に賛同してくだされば、あなたは立派な学者、行政マン、国会議員です。
男は黙ってサッポロビール
母親は黙って学校一任
ゆとりは黙って子供を信用
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/seiron/070630/srn070630000.htm
(2007/7/1)
ゆとりある教育再生
総理大臣も張り切っている。教育界を建て直すどころか再生なんですってね。再生というのは再び生まれる、つまり生まれ変わるということです。そのくらい教育が大事なんでしょう。
しかし、処方箋が正しいのかなぁ。
私は一に校長、二に校長、三四が無くて五が現場と言い続けています。
校長の苦労を余り考えない教育改革はむなしいです。日本中の学校で一番問題にすべきはこれです。校長先生に時間のゆとりを。校長先生にレポート提出などを減らすゆとりを。
もうひとつは過保護でしょう。自分のことは自分で考えなさい。自らが生きる課題を見つけ、自らで考え、自らが答えを出す。これはいわゆる「ゆとり」の基本ですが、この自説を産経新聞の「正論」に執筆しました。掲載日は追ってお知らせ致します。
(2007/6/24)
ながら条例
組合活動を勤務時間中にするためには、教師は必ず校長の承諾印をもらってからでないといけないことになっています。現在はそのようなことを省略して活動すれば校長の責任どころか困るのは組合の方ですね。
ところが、白昼これがまかり通っている都立高校が一校、更にそのうえをゆく学校があるらしい。
「あなたは石原都知事に弓を引いた都議ではないか」
「とんでもない。従前通りです。それより今日はお聞きしたいことがあります」
「そち達が揃って来るからには何か入手したのであろう。申してみよ」
「校長の印なしに仕事を『しながら』別の用事をしている学校が判明しました」
「証拠はあるんですか」
「これを見て下さい。ここに校長印が無いんです。事は重大です」
「その学校なら凡そ見当はついておるが、教育委員は守秘義務があって話すことが出来るものと出来ないものがあります」
「実情を都民に知らせることはむしろ職務ではないですか」
「その校長がしゃべると、指導すべき立場の支援センターの者も黙ってしまう程の実力者です。本人も部長も校長印など押さなくても大したことは無いと思っているのでしょう。ところで、その校長印が無いというのはどのくらい大変なことなんですか」
「先生、ご冗談を」
「分かった。教育委員会の議事録には残るよう発言しておきます。で、本当の話はなんですか」
「ながら違反など大したことはあるまいて。それよりも私は880万円の方かと思った」
「えっ、それはなんですか」
「あ、いや。なんでもない。なんでもない」
(2007/6/17)
若い女流棋士会
「将棋の話」の続きです。
米長会長から女流棋士会の39名へのメッセージ。
「最も大切なことは地道な普及活動です。パフォーマンスやイベントではない。教える側が目立つのではなく、教わる側が光輝くような普及をする。
対局も急所。とにかくみんなで強くなろう。毎週一回、男性棋士達との交流対局をしてゆきます。ビシビシ鍛えるでぇ。近い将来はタイトルを獲る女流棋士、正会員になる実力を持つ人がたくさん出るようになってもらいたい。みんなで強くなろう。
自分が強くなろうとする人、後輩を強くさせる人、全員一丸となって頑張ろうではないか。
一番大事なことはなにか?それはマスコミに好かれることである。今日は夕方記者会見があります。ベストメンバーで臨み、スローガンを掲げ、明日の紙面や次号の週刊将棋に出来るだけ大きく取り扱ってもらえるような目的意識を持って下さい。
あなたは何故残留したのですか?これを各人が自分自身に問いかけて下さい。自分が居てこそ日本将棋連盟のためになるからだという氣持ちを持って下さい。
昨日までのことは忘れて下さい。これからは全員が心をひとつにして、団体のための何かの委員なり役割を担って、女流棋士会を盛り立ててください」
記者会見は新役員と4名のタイトルホルダーが並びました。現役女流棋士は平均年齢30才ジャスト。余りにも若い。中には高校生になりたてもいる。若く至らない女性陣ですが、皆様方のご支援で育ててやって下さい。
役員の5名は、後輩の育成第一と心得て、これから宜しく。ご苦労さまです。
(2007/6/9)
会長の一週間
大体は日記に書いた通りです。先週は講演が2回。会議も2回です。いくつかの団体や委員会の委員を務めてますので週に一、二回は会議です。大半は1時間から2時間で、殆ど発言しないことが多いです。
一例。
6月1日の午後3時から「美しい森林づくり全国推進会議」に出席しました。134名が参加。林野庁が音頭取りです。議事は、議長に元ソニーの出井氏を選出し、規約を承認、スローガンの採択です。「異議なし」とだけ発言してあとは終始無言。
その後首相官邸へ行って安倍総理と対面式の会議がセットされていましたので、ゾロゾロと会場入りです。約30分の会議でしたが勿論私は無言。
私が一番しゃべるのはやっぱり東京都教育委員会とテレビやラジオの番組審議会です。必ず発言します。これは議事録に残しておくことが仕事だからです。
土、日は今までは将棋だけでしたが、競馬やゴルフ、散策等も楽しみたいです。
毎週、週2回は通っていたゴルフも7年間止めていました。果たしてボールはどう飛ぶんでしょうか。
(2007/6/2)